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なんで「リーマンショック」なの?

(友人からのメール)

伊勢志摩サミットの会見で安倍首相が「リーマンショック」を何度も口にしました。その当時、メディアで国際金融情報を担当していた関係で少々気になったので、メールでお邪魔させてください。

米準大手証券会社リーマンブラザースが資金繰りに行き詰まって経営破綻したのが2008年の9月。その過程で、世界の金融大手(証券・銀行・保険など)の資金繰り不安があらためて浮上。金融機関が資金の確保(貸し出しの手控え)に動いて、世界的な流動性不足(通貨供給の落ち込み=本来の意味のデフレ)が生じ、景気が低迷・悪化した。――というのが日本で俗に「リーマンショック」と呼ばれる事態でしょう。

安倍首相は会見で、「リーマンショック」の少し前(08年7月)に洞爺湖サミットが開かれていたが、そのような危機に陥る可能性を議論していなかった」と主張(洞爺湖サミット当時の首相は福田康夫。米大統領はせがれブッシュ)。「いま世界経済は同じようなリスクに直面しており、今回は危機の再発を防がなければならない」と声高に述べました。

なぜ洞爺湖サミットの議長総括(要旨)などはそうしたリスク、あるいはその懸念に言及していないのでしょうか。

金融機関の高リスクの投資行動や自己資本の不足は07年から指摘されていたこと。08年早々には米準大手証券のベアースターンズが破綻の危機に陥っていたこと。こうした中で蔵相・中央銀行総裁会議やIMF、BISなどの場で、各国当局による国際的な議論が何度も行われ、すでに対応策も打ち出されていたこと。←が理由です。

対応策の詳細を詰めて実施を進めつつあるときに、金融機関が破綻して世界的な経済危機が起きるリスクがあるなどと言ってしまったら、安定どころか、逆に経済の動揺、景気の悪化を招きかねません。従って、洞爺湖サミットがそうした議論を行っていたとしても、議長総括などで言及しなかったのは当然です。

▽「リーマンショック」というのは日本だけ

ダウ・ジョーンズ、ロイター、ブルームバーグなど海外の英語メディアには「リーマンショック」というのはまず出てきません。07年終盤の米国のサブプライム問題表面化から、08年9月のリーマンの経営破綻、世界的な信用縮小による景気の落ち込みまでの足掛け3年を、一連の動きとしてとらえて「global financial crisis」(世界金融危機)と表記されます。

この訳語も、なるべく短い表記を好む日本のメディアの悪癖が反映されていて好ましくありません。「世界規模の金融危機」、「地球規模の金融危機」、「グローバルな金融危機」などと呼びたいところです。

話を戻すと、07年の秋以降に米国で「サブプライムローン」(信用度の低い借り手向けの住宅ローン)の焦げ付きが急増。住宅ローン担保証券のポジションを膨らませていた金融機関は資金繰りが一気に悪化し、ベアースターンズは危機に陥りました。

このときは、ベアーを破綻させると連鎖的な経営危機・破綻を招き、金融システムの大混乱を招きかねないと懸念した当局、具体的にはニューヨーク連邦準備銀行が介入。銀行大手のモルガン・チェースがベアーをただ同然で買収してことを収めました。

ちなみに米国経済はこれが起きた08年1-3月期、「マイナス成長」に落ち込みました。この段階で米当局は(欧州の当局も)金融機関がベアーの危機を教訓にして今後はマネーゲームを控え、本来の業務に集中することを期待しました。本来業務とは、証券会社なら企業の株式公開・上場、買収・合併の支援、銀行なら融資を中心とする信用供与です。

金融業界は表面的にそう動きました。しかし、それまでマネーゲームの部門が高収益を上げていたこともあり、改革には消極的で、住宅ローン担保証券などを使った取引のポジションは縮小しましたが、他の、より複雑な金融商品に潜行する形でマネーゲームを続け、当局の期待を裏切りました

余談ですが、07年1月まで18年半FRB議長を務め、その間に進めた規制緩和が07-09年の「世界規模の金融危機」を招いたと批判されたアラン・グリーンスパンはのちに、「(金融機関が)あそこまで自主規制ができないとは思わなかった」とぼやいています。

ベアーの経営危機のあと、当局は規制強化に動く一方、金融システムの安定化を図るために市場への資金供給を大幅に拡大しました。これを受けて金融業界をめぐる不安は後退。株価は上昇し、米経済も「プラス成長」に戻りました。

ところが、ベアーの経営危機のきっかけの1つを作った金融業界専門のジャーナリスト(フリーのコラムニストで、ニューヨーク・タイムズなどと契約していた)が、資本不足に陥る可能性のある金融機関が複数あると警告する記事を書きました。

企業の倒産の観測記事と同じように、そう書かれればその企業・金融機関への資金供給・信用供与が手控えられるので、その企業・金融機関の資金繰りが悪化し、経営破綻が現実の可能性になります。

同じような指摘は米国以外にも広がり、米国では銀行大手のシティグループや証券大手のメリルリンチまでが槍玉になり、英国やスイスの大手銀行も同様のことを指摘される事態になりました。

こうした状況下で金融機関は一斉に資金を抱え込み、貸し渋るようになります。中でも金融機関同士が直接資金の貸与を行う短期金融市場で資金の出し手が大幅に減少。ちょっとしたタイミングの狂いによる一時的な資金不足を埋められず、本来なら大丈夫なのに破綻に直面する金融機関も出てきました。

リーマンは借入金の圧縮が遅れていて、借り換えの必要が多めでした。資金を貸す余力のある金融機関はありましたが、万が一返済されず、自分の資金繰りに瞬間的な穴ができることを警戒して貸し渋ったため、リーマンは破綻に直面しました。

ベアーを救済した監督当局は、その後の金融機関の行動に愛想をつかしていたので、リーマンの危機は傍観に徹しました。

結局リーマンは破綻。金融業界は危機感を強め、世界的に金融企業の統合再編、本来業務への集約、低採算部門の売却が続きました。米証券大手メリルリンチが銀行大手バンカメリカの傘下に入ったのはその代表例です。

日本の金融機関でも、野村證券がアジア部門の事業をゴールドマン・サックスに売却
しています。ゴールドマンは「安い買い物をした」と言われています。

07年から09年にかけての一連の動きを「世界規模の金融危機」としてとらえるの
が世界の常識。これに対し、08年9月の「リーマンの破綻(リーマンショック)」だけを単独で取り上げて屁理屈を展開した日本の首相。

先に書いたように、リスクを認識していたからこそ、洞爺湖サミットは総括、談話、
声明などで敢えてそれに触れなかったと考えられます。あの時点でもし主要国の首脳たちが「リスク」言及すれば、経済・金融情勢を悪化させていたでしょう。

リーマンショック直前の洞爺湖サミットがリスクを論議しなかったと主張し、今の状
況は当時と似ている、世界経済はいま同じようなリスクに直面している、と言った安倍首相の暴論。英国のキャメロン、ドイツのメルケル両首相が「違和感」を表明するのも当たり前です。

消費増税問題で、「『リーマンショック』並みの事態がなければ」、と言ってしまっ
たから、何が何でも「リーマンショックと同じようなリスク」という言葉を持ち出さなければならなかった安倍ちゃん。世界主要国の最高責任者が居並ぶ席で、いくら何でもあのようなことを恥ずかしげもなく口にしたのは、ずっと服用している薬の副作用で「ボケた」のか???。

参院選で敗北し、責任論が出て辞任に追い込まれる事態もないとは言えなくなりまし
た。
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講演会「今、沖縄を知る~基地、そして地元メディア~」12月19日

●講演会「今、沖縄を知る~基地、そして地元メディア~」沖縄講演会20151219

○12月19日午後1時会場、1時半開始、  場所:シアターセブン(十三)
===
沖縄県名護市辺野古への基地移設を強行する国と、民意無視の暴挙と抗う沖
縄。地元紙は国と対決する翁長知事を支持し紙面展開する。戦後70年、沖縄の今
を知り、安保法成立後のこの国の未来を考える。そして地元紙の苦悩に耳を傾
け、メディアの役割とは何かを問う。
==========
講師:松元  剛氏(琉球新報 報道本部長)
   松本 亜季氏(引き取る行動・大阪)
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年は三池炭じん爆発から50年。シンポジウム「原田正純追悼 三池、水俣…そして福島 ~ 専門家の責任とは何か」を福岡市内で開催.11月9日。

シンポジウムのご案内をさせていただきます。

今年は三池炭じん爆発から50年の節目の年に当たります。この節目の年にあたってシンポジウム「原田正純追悼 三池、水俣…そして福島 ~ 専門家の責任とは何か」を福岡市内で開催いたします。 主催の三池CO研究会は設立当時から故・原田正純も一員として資料収集などに当たってきました。最後は副会長として史料集刊行の任に当たりました。水俣とともに「車の両輪」(本人談)だった三池での原田の業績をたたえ、その死を悼むため、ご遺族の了解を受けた上で、本シンポでは原田の追悼を掲げることに致しました。

●主な式次第
■演題
原田正純追悼 炭じん爆発50年
三池、水俣…そして福島 ~ 専門家の責任とは何か
■主催
三池CO研究会(会長・美奈川成章、副会長・大原俊秀)
■日時
2013年11月9日12時~(終了予定:16時30分)
■場所 九州大学医学部百年講堂会議室(福岡市東区馬出3?1?1、電話:092-643-8867)
■入場料
700円(資料代として)
■主な内容
《基調報告》
美奈川成章(三池CO研究会会長)
「炭じん爆発50年 ~ その教訓と課題を探る」(仮題)
《報告》
鎌田慧氏(ルポライター)「三池と福島」(仮題)
津田敏秀氏(岡山大学教授)「水俣と福島」(仮題)
《現地からのメッセージ(ビデオ)》
松尾蕙虹(三池CO研究会、元三池CO家族訴訟原告)
《パネルディスカッション》
テーマ「専門家の責任とは何か」
司会 木村英昭(三池CO研究会、朝日新聞記者)
パネラー 鎌田慧氏、津田敏秀氏、美奈川成章
《総括報告》
黒田光太郎氏(名城大学教授)
04 01

大阪自由大学通信 5号です。

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2013年4月1日      (転載・転送歓迎)
大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信 5号
                        学長 木津川 計
                        http://kansai.main.jp/
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新企画のご案内!!
歌人、道浦母都子さんによる短歌講座「短歌の楽しみ」
5月11日から毎月1回、土曜日の午後に開催します。
14時~16時、キャンパスポート大阪
 (第2回は6月15日、第3回は7月13日)
  定員 20人(先着順)。
http://kansai.main.jp/swfu/d/michiura2013051102.pdf/


◎公開サロン
☆「ジャズの歌詞に見る女性の生き方」
4月8日(月)18時半、キャンパスポート大阪
     講師 川添 光代さん(ジャズシンガー)
歌には人生の色々な場面があります。ジャズの歌詞から女性の生き方を考えま
す。定員 30 人(先着順)
http://kansai.main.jp/swfu/d/kawazoe2013040801.pdf

☆ 「織田作之助生誕100年 "オダサク"の魅力を語る」

4月20日(土)18時半、キャンパスポート大阪
   講師 上 孟二さん(織田作之助研究家)
 織田作之助生誕100年になります。名作「夫婦善哉」でよく知られるオダサク
の日常や作品世界について語ります。定員 20人(先着順)
http://kansai.main.jp/swfu/d/odasaku2013042002.pdf

● 公開講演会 「西南日本の地震予測」について
  講師 尾池和夫さん(前京都大学総長、地震学者)
4月26日(金)18時半、キャンパスポート大阪。定員60人(先着順)
http://kansai.main.jp/swfu/d/oike2013042601.pdf

● 民博連続講座「"斜界学"のススメ――常識をくつがえす技術」
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焦点 被ばく記録へ住民手帳 福島・浪江町が全員に交付

某医師の指摘「津田さん自身(母親ね)の甲状腺の腫れが気になります」腫れてるぞーー!うわーーー

http://ameblo.jp/pochifx/entry-11397461551.html
2012-11-05 22:02:03 pochifxの投稿
テーマ:放射能ニュース危険度★★★★★
■地面が30μSv/hの住民たち


(゚ω゚)これは、もうすぐ来る・・。

http://search.ameba.jp/search.html?q=%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA&aid=pochifx
ブログ記事の「甲状腺」検索結果

http://ameblo.jp/pochifx/entry-11378525517.html
甲状腺腫瘍摘出手術のため、落合克宏平塚市長が公務を休みます。これも食べて応援かUpdate 3
2012-10-13


https://twitter.com/pochifx/status/265438664119689216
乖離 ?@pochifx
腫れてるぞーー!うわーーー #hibaku RT @hanayuu: @yuric117 某医師の指摘「津田さん自身(母親ね)の甲状腺の腫れが気になります」 http://pic.twitter.com/DuNpXUrK

2012年11月5日 - 22:01
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121105t63032.htm
焦点 被ばく記録へ住民手帳 福島・浪江町が全員に交付

浪江町が発行した放射線健康管理手帳。内部被ばく検査の結果を記録できる

 福島県浪江町は福島第1原発事故で避難生活を続ける全町民に「放射線健康管理手帳」を発行した。広島、長崎両県の原爆被害者に交付されている被爆者健康手帳を参考にし、内部被ばく検査や健康診断の結果を記録し、東京電力や政府への賠償、住民の健康に対する保証の根拠にする。町は原爆被害者への支援制度と同じサポートを政府に求めているが、原発避難区域で倣う町村は少なく、手帳交付制度は広がりを欠いている。(浦響子)

tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

池田知隆公式サイト
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E-mail; PEB00015@nifty.com

大阪自由大学サイト
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