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『”原発安全神話 “が、日本に福島原子力危機を招き寄せる時間を与えた(原子力危機の醸成を放置した)』 ―『ニューヨーク・タイムズ』6月26日付)の解説記事

☆『”原発安全神話 “が、日本に福島原子力危機を招き寄せる時間を与えた(原子力危機の醸成を放置した)』
―『ニューヨーク・タイムズ』6月26日付)の解説記事―

前坂氏のサイトから(http://maesaka-toshiyuki.com/default)
<お勧め!読み応え満点、見事な翻訳!>
http://www.nytimes.com/2011/06/25/world/asia/25myth.html

2011/6/26 NYT BY N. ONISHI
『 Safety Myth ’ Left Japan Ripe for Nuclear Crisis』
(原発安全神話’が、日本に福島原子力危機を招き寄せる時間を与えてしまった
原子力危機の醸成を放置した)

http://www.nytimes.com/2011/06/25/world/asia/25myth.html


★☆(F国際ビジネスマンのコメント)

『いつものように、少ない陣容で精力的かつ丹念な、十二分に足を使った取材に感嘆しております。原発に限らず、物事の決め方が不明朗なことは、全て糾弾しております。日本人よ、それはおかしい、間違っているよ、と。また、簡単に政府を信用してはいけないよ、と。

民主主義的、合理主義的、情報公開と透明性の確保とか、国民主権に反しないように、くれぐれも権力者の言いなりになってはいけませんよ、闘志溢れる熱弁です。

日本国の発展と成長を阻害しているのは、古い過去をいつまでも引きづり、既得権にしがみつく、しがらみだけ大事にするEstablishment達である、とNYTは喝破しています。

原子力が格好の材料となっていますが、今後も「日本の発展の足を引っ張るestablishment達」がNYTの主題となって行くと思います。番外の印象です


http://www.nytimes.com/2011/06/25/world/asia/25myth.html



(訳者の要約とコメント)

1. 原子力発電の功罪を国民の前で明らかにしながら、いわば大衆討議にかけて、進むべき方向性を民主的な方法で決めて行くという、欧米スタイルの進め方を取らなかった日本、その日本特有の決定プロセスの中心に、原子力安全神話作りがあったという。

一般大衆を騙すという愚民化政策であるが、最後は何時の間にか指導層達も安全神話を信ずる様に成ったと。戦前の神国日本の迷信に通ずるものがある。

本来、全て科学的合理主義、実証主義を貫き、安全と安心の確保があらゆるものに優先するとする理性的な立場に終始出来れば、福島原発大災害は避けられた。自民党政府、一部のestablishmentと巨大な原発関連業界の利権の確保と維持を中心に、原子力のリスクは
国民大多数には安全神話を強化して遮蔽し続け、今それが突如破綻したものである。

この記事の前面では強調されていないが、実際には自民党政権を中核に、新エネルギー確保拡大を旗印として地元、電力会社、霞ヶ関、プラント関連業界、学会の利権構造が精緻に作られている。

特に、全国的に原発の膨大な投資額を前提とした利益誘導とそれを当てにする集票構造で、自民党政権は長期に亘り政権の安定等、莫大な恩恵を受けている。愚民化政策を主導した自民党政権、霞ヶ関、電力会社の罪は極めて重い。

2. 原子力エネルギー採用の、プラス面、マイナス面を過不足なく俎上に乗せ、本来の国民主導の決定プロセスに早く持ち込まなければならない。政治家と一部の利権集団など、既存の決定プロセスを一刻も早く破壊するためにも。原発政策についての国民投票も、欧米並みにやる事を真剣に検討要です。

以上

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(F国際ビジネスマンの第2コメント)
「『ニューヨークタイムズ』東京支局長のファックラー氏が『週刊現代』7月9日に談話『世界が見たニッポン、政治もメディアもイカれています』がのっていますが、日本の大新聞はメッタ切りにあい、貴重な指摘ばかりで、要点を整理してみました。

結局、此処でも新聞、TV などマスコミ業界も超老齢化したestablishmentが仕切っている、世代交代が進まない、実質無競争、世界との競争という意識の欠如などなど問題があり過ぎですね。
原発村を笑えません。 程良い温度のユデカエルの方が気持ちが良い様です。日本人も本当に怠け者になりましたね。
NYT を訳していて、いつも感じますのは、ジャーナリストの使命は何か?ということについて、骨太で明確な認識を持ち、やるべきことを着実に実行している、ということです。

調査報道、事実を以って語らしめる姿勢、抽象レベルの言辞を弄さず、圧倒されます。読者の意識を変えさせ、目から鱗の経験をさせる効果的な手法です。
目線も、国民のため、市民のため は一貫しています。」


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2011/6/26 NYT BY N. ONISHI
『 Safety Myth ’ Left Japan Ripe for Nuclear Crisis』
(原発安全神話’が、日本に福島原子力危機を招き寄せる時間を与えてしまった
(原子力危機の醸成を放置した)


<全約>

志賀、日本ー日本海に面した原子力発電所の側の、巨大なPR施設の中で、一連の展示品が”魔法の国のアリス”の助けも借りて、このエネルギー資源(原子力発電)の価値を褒め讃えている。

”恐い、本当に恐い”と最初に白兎が登場して云う。”私達はエネルギーを使い果たしているんだよ、アリス”絶滅した大型の鳥、ドードーの姿をしたロボットが、回転し
ながらアリスと来館のお客達に挨拶をし、「原子力と呼ばれるエネルギー分野のエースが有ります」と宣言する。更にそれはクリーンで安全、そしてウラニウムとプルトニウムを
再処理すれば、再生可能であると、ドードーは云う。

”へえー、原子力はそこ迄出来るんだ、”とアリスは言い、”資源の無い日本には最適と言えるわね”。

数十年以上に亘り、日本の原子力分野の指導者達(支配層)は、原子力発電の安全性と必要性を日本の大衆に分からせる為に、莫大な費用を注ぎ込んで来た。
発電プラントのオペレーター達は、贅沢すぎる、ファンタジー一杯の、旅行客のアトラクションにはなるPR施設を建てた。官僚達は、原子力プラントの安全性を宣伝する為にのみ設立された多数の組織を通じて、綿密な宣伝キャンペーンを繰り広げた。政治家達は、原子力発電プラントの親しみやすい景色が添えられた検定教科書の採用を強引に押し通し
た。

その結果は、" 信念(信仰) "の日本国中、広範囲な普及である。所謂、”原発の安全神話”であり、日本の原子力発電所は絶対に安全であるというものである。西欧が原子力に距離を置いたその時期に、日本はひたむきに原子力を追いかけた。

この原子力への信念があるので、世界で唯一の被曝国でありながら、日本人の、原子力発電の受容と理解がとても強く、TMIやチェルノブイリの大事故があっても、殆ど国民の記憶に留まらないというのは何故かという事が説明出来る。

福島第一原子力発電所の危機のさ中でさえ、原子力に対する反対運動は日本自体におけるよりも、ヨーロッパや米国における方がずっと激しい。

日本人が福島第一発電所の大災害に対する答えを探し求め続ける時、ある人達は国家精神に深く分け入ったり、非合理と今でも広く見なされている信念を包含する国民の性癖を調べたりしている。

この日本人の、プラントの絶対安全への広くはびこった信念があったが故に、原発のオペレーター、原子力の規制管理者達は、正しい安全対策や、緊急事態対応用のロボットなど、
技術の進歩を積極的に採用するのを止めてしまった、と専門家や政府高官は認めている。

" 日本では、安全神話と呼ばれるものがある "とカイエダ・バンリ経産大臣、ここで原子力産業を監督するが、彼が月曜日、ウイーンの IAEA 国際会議で言った。" 日本の原子
力世代にその技術に対する不合理な過信が有ったのは事実だ " と。

結果として、" 原子力産業の安全に対する考え方は、その土台が貧弱なものになってしまった "。

日本政府は、その宣伝や教育努力を、過去、最も顕著なのは第二次大戦中であったが、斯様な国家の信念を創り上げる事に傾注した。
原子力の導入推進は、戦後日本の経済成長への注力と、より大きな独立したエネルギー基盤確保の夢を支える支柱となった。
しかし、この原発安全への注意深く育てられた信念が、 3/11の大災害以後3ヶ月で雲散霧消し、日本人は福島原発関連で、原子力指導者層を益々非難している。
この政治的に無関心な国で、原発反対の抗議集会が常に1万人参加で開かれている。若い日本人はデモを組織し、宣伝する為にソシアル・メデイアを使っているが、この動きは、大新聞やTVのネットワークには事実上無視されている。

一つの歌、”それはいつも嘘だった”が抗議集会の時の聖歌となり、インタネット上で日本人の怒りを表現し伝達する手段となった。作者は著名な歌手、サイトウ・カズヨシ
氏で、昨年、化粧品大手資生堂のコマーシャル用に作曲した、”私はいつも貴方が好きだった”というラブバラードの歌詞を変えて作ったものだ。サイトウ氏のこの替え歌は、密かにYouTubeや他のサイトにアップロードされ、バイラル(口コミであちこちに広まること)になった。

”この国を端から端迄歩いてみれば、54基の原子炉が見つかる、教科書やコマーシャルでは、原子炉はあんぜんだよ、と言った”、と歌は続く。

”それはいつも嘘だった、結局化けの皮が剥がされる、原子力発電が安全だと云うのは、本当は嘘だった”

「(油断している所を)不意を突かれて」

巨大津波が福島第一原発の冷却システムを破壊した後の数日間、首相官邸とプラントのオペレーター、東京電力、略称、TEPCOは破局的なメルトダウンを防ぐ為に、冷却用の海水を原子炉建屋内に注入すべきか如何か、それからそれを如何やって実行するかについて、苦闘していた。

作業者が原子炉に接近するには放射線レベルが余りに高すぎて、日本の原子力の権威達は、事態の打開にもがき苦しんでいた。
彼等は原子炉建屋内に散水する為、元々、暴徒を解散させるように設計された設備だが、放水銃を搭載した警察トラックを送り込んだ。
軍用ヘリが原子炉建屋の上空を飛び、散水したが、強い風でコースを外れた、あれはパフォーマンス、一種のサーカスだ、心配の募る日本国民や米国政府を安心させる目的で行われた、とカン首相の側近、マツモト・ケンイチ氏が云う。

一つ明らかになった事は、日本には原子力危機に対処する為に必要な基礎的なハードウエアがいくつか不足し、最初の厳しい対応が終わると、助力を海外に求めなければならなかった。

自らの技術に誇りを持つこの国にとって、3/31に最悪の事態が起きている、それは、1号原子炉建屋の中へ、90トンの新鮮な水を注入する為、203フィートの長さのポンプを使用しなければならず、それは日本が原子力技術を輸出する中国から輸入する事となった。しかし、恐らくその事よりももっと深く悩ませたものは、一つの特殊技術の欠如、それは、非常時対策用ロボットである。

日本は、何はさておいても、ロボット技術では世界のリーダーである。世界でも最も大きな力を持つ機械化された労働者を有している。その人間に似たロボット達は二本足で
歩き、走る、そして歌い、踊る、更にはヴァイオリンを演奏したりする。しかし、非常時対策用ロボットは福島では何処にいたのか

その答えは、事故は決して起こらないと信じていた発電所のオペレーターや原子力の規制管理者達が、彼等が不要な技術と見なしたものの導入に断固反対した事である。

”事故がある事を予定するロボットは必要とされない、と発電プラントのオペレーター達は言う”とヨシカワ・ヒロユキ、77才、日本で最も権威のある大学、東京大学の元学長は言う。”その代わり、彼等に導入するのは恐怖を吹き込むことであり、ロボットが導入されないという理由はそれである。

1979年の TMI での事故が起きる以前でさえ、ロボット技術の専門家ヨシカワ氏そしてその他の研究者達は原子力事故への対応が出来る非常時対応ロボットの開発を始めて、
最終的にはムーティと名付けた試作品を製作した。このロボットは高レベル放射線への抵抗力があり、瓦礫の山を乗り越えることが出来た。

しかし、これらのロボットは決して生産には入らなかったが、福島事故が長引く中、止むを得ず日本は、真空掃除機ルンバの製造の方が有名な、Mass、Bedfordの会社、iRobot社に緊急出荷を依頼した。金曜日に、東京電力は最初の日本製ロボットを現場に配備した、これは原子力事故で使えるように最近改造されたものだが、故障して作業者が取り戻しに行かねばならなかった。

ヨシカワ氏は言う、ロボット導入の拒絶反応は、メンテナンス技術を改良したり、新技術に投資したりすることへの電力業界の全般的な拒否反応の一部であると。

" それが、原発安全神話が単なる空疎なスローガンではなかった理由である " と今は日本科学技術会議でR&D戦略センターの総責任者をしているヨシカワ氏がいう。
" 新しい技術の導入を通じて進歩するということを拒絶する一種の思考様式であった "と。

「新しい時代に入ること」

日本人を原子力の背後に結集させる入念な努力は、原子時代の幕開けに迄遡ることが出来る、と学者や専門家は言う。

1945年の8月、戦後最も強力な首相の一人となった若き海軍将校、ナカソネ・ヤスヒロ氏は日本の西部地区に配属されていた。

" 私は広島上空で、原爆のきのこ雲を見た、その瞬間、これからの時代は原子力の時代だと感じた "と中曽根氏は1960年代、エッセイに書いている。

ナカソネ氏同様、多くの日本人にとって、原子力は聖杯となった。石油も他の自然エネルギーも無い日本は第二次大戦に導かれ、敗北した、その日本にとっての道は、エネルギ
ーの海外依存度を減らし独立する事であった。原子力を支配すれば、最終的には、原子爆弾の開発にも道が開かれる、これは、ナカソネ氏が1970年に防衛庁長官に就任していた時、秘密裡に研究されたテーマである。

左翼の政治家、学者そして知識人達が強烈な反対者になったのは、原子力の核兵器への展開可能性や米国との密な結びつきをまさに心配したからである。対抗手段として、原子力の支持者達は、原子力の絶対的な安全性を強調し、そうして、双方が極端な立場を譲らず、その仲違い状態が、今日迄続いている。

原子力の指導者層達は、ー公益事業と経済産業省の間に居て、東京電力によってリードされているー原子力プラントの安全性を強調する宣伝用或いは教育用のプログラムに1
億ドル使っている。原子力を担当する経産省のある部局はこれらのプログラムに今年は1200万ドル予算化している、とそこのスポークスマン、スギモト・タカノブ氏は言う。
更に、彼は、経産省が、原子力プラントの安全性を強調するだけであることを憂慮すると言う。

政府と公益事業は、原発安全のメッセージを広める多くの組織の演出を応援した。その中でも最も古い組織の一つ、日本原子力関係機構(JAERO)は、原子力を監督する2つの省庁から、運営資金の40%を受取り、残りの60%は日本の電力会社から受け取っている。又、原子力の普及促進の情報を創り出す事の他に、この機構は、原子力の専門家を高校、大学へ講師として、無料で送り込んでいる。

ヨコテ・ミツヒロ氏、67才、この機構の専務理事で関西電力出身の原子力技術者は、この機構の専門家達が、原子力プラントは絶対に安全であると云うメッセージを伝えて来た事を認めている。ヨコテ氏は、彼の機構が原発安全神話の強化に貢献した事を後悔していると言う。

政府の云う事は反射的に信用する傾向の国民がいるこの国では、日本の原発プラントの安全性に関する政府の保証は、最大の危険に晒された人々でさえ安心させるに十分であった。
北日本の漁師町、大間町、現在原発プラントが建設中であるが、ここでは、チェルノブイリ原発事故は、1980年代の古いプラント事故と見なして、地元住民には何らの影響も与えなかった。

”政府が我々に言った事を信用する以外に、何をしたらよいのか?原発は絶対に安全であると我々は云われた”、とタカハシ・マサル氏、67才、大間町漁協のメンバーは云う。

「広報活動が活発になる」

チェルノブイリ原発事故の後も、原子力関係の指導者達は、日本人が原発の安全を信じ続けている事を確信した。

原子力発電所は、プラントに付属した広報用の建屋ーPRビルと呼ばれていたがーを建てたり、リフォームしたりした。チェルノブイリ原発事故以前は、このPRビルは質素な施設で、成人男性に技術面で関心を抱いて貰える様企画された、とスミハラ・ノリヤ氏、この種のPR設備を調べている天理大の人類学者が云う。男性の案内係が作業服を来て、殆ど壁のパネル展示が中心の展示物の周辺に、来客を案内した。

しかし、チェルノブイリ以後では、このPR設備は若い母親達に的を絞った凝った造りのテーマパークに形を変えた、調査結果では、この母親達のグループが原子力プラントと放射線に悩んでいる、とスミハラ氏は云う。出産年齢の女性達、その存在だけが、来訪者を安心させる事ができたが、彼女達が、ガイドとして採用された。

日本北部の町、青森県東通村では、日本で最も新しい原発PRビルが、小人達の住む森、トンツのテーマに沿って造られている。このPRビルでは又、子供達や若い両親を魅了するアニメキャラクター達が現れるイベントが催される、と東北電力のスポークスマン、オイカワ・ヨシキ氏は云う。ここは東京電力と共同管理されている。

ここ、志賀町では、アリスが原子力の驚異を発見するPRビルに、昨年10万人以上の来館者があった。芋虫のキャラクターが放射線についてアリスを安心させ、チェシアキャットがアリスにエネルギー資源について勉強させる。兎の巣穴に降りる代わりに、アリスはキャンデイを食べた後、シュリンクし、そして志賀原発プラントの25分の1の縮小模型の中に入る。

福島大災害以来、来館者達は原子力の安全性を質問し始めている、と当館のガイド、ホンダ・アスカさん、27才は云う。その多くは、やがて生まれる子供達への放射線の影響を大変心配する妊婦であった。しかし、ホンダさんやその他の女性ガイド、大半が20台後半だが、その存在が来館の若い女性客達を安心させている様であった。

原子力分野の指導者達は、原子力の安全性に疑問を投げかける情報について、政府公認の教科書が、過小にしか強調しないと云う事も確信していた。議会でも、東京電力の副社長で1998年に国会議員になったカノ・トキオ氏が原子力安全キャンペーンを行っていた。カノ氏は、この記事のインタビューを拒否したが、昨年議会を去り、今は東京電力のアドバイザーに復帰している。

2004年に、カノ氏と原子力発電関係の支持者達の影響の元、文科省の役人が、公式決定の前に、教科書の改定を指示した。中学校の社会科の教科書の一つでは、ヨーロッパの増大する反原発運動に言及していたが、これが削除された。今一つは、チェルノブイリ原発事故への言及は脚注に格下げされたことだ。

この影響は、福島大災害の後でさえ、明らかに日本の若者達は原子力発電の最も強力な支持者達であるという世論調査結に見てとれる。

原子力分野の指導者達自身が、結局、自ら唱える安全神話を信ずる様になり、" 自ら作った網に足を取られて身動き出来なくなった、" とヨシオカ・ヒトシ氏は云う。彼は日本の原子
力の歴史の著者で、福島大災害の原因究明を行う為、首相のお声がかりで発足したパネルのメンバーである。

ヨシオカ氏は云う、福島原発で東京電力が、3月に津波に襲われた時に起きた事、全電源喪失の状況になって、なぜ緊急時の対策を実行出来なかったのか、がそれで説明出来る、と。他の人達はいう、
思い返してみると、原子力分野の指導者達が原発安全神話を盲信したことは、日本の原発プラントの安全対策に明白な穴があったことを理解する手助けになる、と。世界に津波という言葉を流布させたこの国では、大津波に対抗して発電プラントを守る手段は、福島第一や他の発電所でもほとんど取られていなかった。ドードーも芋虫も、アリスには津波の事は何も言及していない。

ー完ー
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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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