07 28

原発‐小出情報など20110727

7/27(水)毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんのお話で放送されました。


 小出先生のお話、長野県松本市で核兵器軍縮のこと、IAEAの天野事務局長、福島事故にも関わらず、原子力利用は今後数十年広がると言ったことについて、「呆れます」とのことです。


 福島3号機の建屋2階に事故後初めて人が入り、汚染水のことで入ったのですが、放射線量、ロボットが75ミリシーベルト/時間であり、「すごい」、小出先生でも20ミリ/年であり、15分しかいられないのです。3月15日、事故直後は3号機のそばで400ミリ/時間!ではありますが、測定する場所にもより、違う場所で測ったなら、比較にならないのです。作業員の作業しやすい環境ではありません。京都大原子炉実験所の所員も誰も躊躇するのです。


また、2階という意味は分からない、水位計があるのかも知れない(4階が使用済み燃料プール、そこは吹き飛んでいるし、地下は汚染水であふれてアウト)のです。


 大量の水を入れても、燃料がどこにあるのか分からず、届いているかは不明、東電はメルトダウンを認め、燃料は地下に落ちているのです。炉心がどこにあるのか知らないといけない、水位計を2,3号機でも直さないといけないのです。


しかし、ロボットには水位計の修理は出来ず、大量の被爆をしないとだめ、15分の作業で修理できる場所にはない模様です。緊急時には100ミリシーベルトという法律があり、今は250ミリになり、なら3時間は出来るのです。

 しかし、250ミリでも足りず、500ミリにしろと、菅総理が事故間もないときに言い、500ミリは恐ろしいのです。


 報道の監視につながることで、2008年度より、経産省が原発記事を監視していたことが分かり、ツイッターやブログを監視する補正予算を計上していたのですが、「いやな国だなぁ」と言うことであり、国、東電からちゃんとした情報を欲しいと言ってきたのにこの始末で、監視は続いていた、エネルギー庁の担当者は自由な発言を制約するものではないと嘯き、小出先生、近藤さん失笑です。これを受注している団体は、東電の会長が理事、副社長が理事、役員は経産省、保安院OB(天下り)であり、「原子力村」の風景であり、「ひとつの意見以外は受け入れない」、これからもそうしていきたい、と言うものです。小出先生のお話は以上です。


 IAEA事務局長の意見に小出先生呆れて、それに関して近藤さん、原子力の平和利用といい、原発=平和であるが、「平和」はIAEAの活動とともに廃れた、これに井上ひさしさんが悩み、普通の人々の、日々の暮らしが穏やかに続くことを平和と井上さん言い、原発は平和ではないと近藤さん指摘し、IAEAはノーベル平和賞ももらい、「平和」という言葉を安っぽくしたと指摘がありました。


 今日のお話は以上です。


続いて、福島で畜産を営むエム牧場(福島県二本松市)の村田淳社長のお話がありました。家畜の殺処分に反対し、今はセシウム問題で翻弄されています。消費者からは福島の肉は出荷停止で安心しているものの、生産者には大切にしている牛を出荷できないことについてです。


 村田さん(56歳)、牧場を県内7箇所、1200頭の黒毛肉を持ち、従業員は10人で、原発から近いところだと、14kmの地点にあり、浪江町に330頭います。30km圏内(計画的避難区域)にも300頭近くいたのですが、警戒区域では立ち入り禁止で、牛の生存の確認ができず、生きていても持ち出せないのです。県外に避難させたものもありますが、スクリーニング検査をしないと県外に出せないのです。


 事故当時は村田さん、移動の途中で、南相馬→二本松に向かう途中で、車の運転どころではなく、電話が通じず、連絡待ちで、浜のほう(浪江)は、海からは遠いものの、確認を取るのに3時間要りました。浪江町の牛は、今でも1週間に1回、立ち入りしています。330頭、子牛も生まれて、350頭になっている模様です。大変な放射線量で、10マイクロシーベルト/時間で、24時間居るのは問題あり、1~2時間ならOKです。


 浪江町の牛は商品価値なし、爆発の瞬間に商品価値はなくなったのですが、今でも生きている、国では経済的価値がなく、安楽死させろと言うのですが、村田さんは、それは出来ないのです。今は夏で、牧草は自然に生えるのでえさの問題はないものの、秋、冬と問題です。


 牛を生かしたい、何とか殺さず、生きていける環境を作りたく、山口の高村代議士の対案で、事故を語り継ぐために、研究(放射能)のために、生かせないかとの提案もあり、サンクチュアリファーム(希望の農園)で生かしたいと思っているのです。


 避難区域外の牛は出荷していたものの、価格が福島と言うことで3~4割くらい安くしか売れない(通常80~90万円)のです。さらに、セシウム問題で、福島は19日以降出荷停止で、出荷が遅れると、夏なので、牛が大きくなると暑さに弱く、適切な時期に出荷しないと牛に負担になり、死亡にもなりかねないのです。


 セシウム問題の発端は、屋外のわらを食べさせたことであり、村田さんのところは、去年の秋に1年分のわらを確保し、事故後、屋外のわらは食べさせてないのですが、実態は福島全体で出荷停止であり、事故後に収穫するわらは5月以降、放射能拡散は事故後2週間で、そのうちにはわらは生えておらず、しかし、牧草でも、今は食べさせてはいけないのです。村田さんのところは、自信を持って出荷できるものの、検査できないのです。消費者からは不安が残り、生産者も、全頭検査をして欲しいのです。それで、消費者の安全を確保して欲しいのです。が、それには時間もかかり、農家に負担になる(1日1頭500円のえさ代)、しかし、検査の機械を揃えて検査しないと、農家、消費者ともに不安なのです。


 全頭検査で、今までの値段で福島の肉を消費者が買うか、これが、一番の心配事であり、「日本の福島ではない、世界のフクシマである」、よその産地と同じレベルでの取引が出来るか、不安なのです。


 3/11以降の損害額は、1200頭中600頭が警戒区域で、5億円になる、通常なら140頭は出荷しており、風評被害は3000万円になる、被害は今後増えるのです。賠償の要求先は、基本的には東電です。


 畜産農家の支援で、1頭5万円の補助が検討されていますが、えさ代なら3か月分で、根本的なものではないのです。


 以上が福島の農家の方のお話でした、これを、お伝えいたしました。
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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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