09 29

「たね蒔きジャーナル」20110928

9/28(水)毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で放送されました。

 原発事故のニュース、佐賀の玄海原発やらせ、県民の説明番組で、経産省が県民の意見を100件少なくして公表、再稼働反対が上回っていたのです。経産省は賛成と反対の比を減らす意図はなかったと言うことです。

 東電、社員を減らし、資産を80億円売却します。トータル2000億円捻出し、原発再稼働なしなら、東電は4兆円の負担です。

 飯館村、住宅地は2年で除染を終える(年間1ミリシーベルト以下)、農地は5年、森林は20年で除染し、汚染物は仮置きし、費用は3000億円を超えます。

 そして、小出先生の原発事故解説、除染のこと、飯館村の計画
、住宅地で年間1ミリシーベルト以下にすると言うのですが、国は一方、国の責任で除染するのは環境省、年間5ミリシーベルト以上の地域を対象にすると言っており、5ミリ以下は除染しないのですが、飯館村は1ミリ以下にしたいのに、これについて、「飯館の言うことが正しい、日本の国は法律を率先して破っている」のです。管理区域から放射性物質を持ち出して被曝させたら法律により罰せられる、しかし、国は5ミリ未満は除染しない、1ミリにしたければ自分でやれ、また、近藤さん、1ミリだと際限がなくやれないからと言われました。小出先生、除染はすべきだが、場所は子供たちの遊ぶ場所(校庭、園庭)しか出来ない、それ以上は困難で、田園、畑は無理、森林もできないのです。土をはがせば田畑は死ぬ、表土が命なのです。


 森林、土壌は除去せず、落ち葉の回収をするのですが、森林は土壌が汚れており、除染は出来ない、林業の人は1ミリ以上の被曝は出来ないのに、野放しにされるのです。


 落ち葉、光合成、自然の営みがあり、生態系は循環し、一か所断ち切ると悪影響が出るのです。


 なぜ5ミリかと言うと、時間が過ぎれば放射能は減る、風、雨で拡散すると環境省は言うものの、「何十年か先」なのです。セシウム134と137、134は2年で半減するが、137は減らない(30年)、風で吹き飛ばされる、空間ガンマー線は20~30年で半分になり、137が半分になるのは15~20年後なのです。


 環境省、5ミリについても、表面を削っても効果が上がらないと言い訳し、費用対効果を言い訳にして、同じお金で、出来ないところはやらないと言っているのです。


 1ミリ目標に除去すると、ものすごい量の汚染土壌が出て、5ミリでも東京ドーム23倍分の土壌+落ち葉が出る、福島の16%であり、全部やると、どれだけ出るか分からない、どこかに積むしかないのです。


 飯館村ではコンクリートの容器に入れて林に仮置きするのですが、原発の低レベル廃棄物は六ヶ所村でドラム缶、20数万本あり、コンクリートのプールに入れる、飯館の計画はこれに近く、本当なら、もっとちゃんとやるべき、六ヶ所村も300年!じっとしてほしいと国は考えており、300年前は忠臣蔵の時代で分からない、飯館村、大変な選択なのです。


文科省、セシウム汚染マップを公表し、汚染の帯、250km離れたところまで広がっており、180km離れた群馬県みどり市でも10~30万ベクレルの汚染/平方メートルであり、4万ベクレル/平方メートル以上は立ち入り禁止、しかし、180km離れてこの汚染で、大地そのものが汚染され、チェルノブイリと同じなら避難させないといけない、ソ連は崩壊して、汚染地域に人が住み続けている、日本もそれと同じなのです。チェルノブイリでは子供たちの悲劇があるのです。


賠償の枠組み、具体的なことが決まる前に東電は決めており、今の数値は仮の数値なのです。


 やはり、除染は大変です、これを、お知らせいたしました。


続いてたね蒔きジャーナル、福島県二本松市での農家を営む根本敬(さとし)さん、5月18日に続いてのご出演です。この時は大阪に根本さん来られました。根本さんのところは避難区域ではなく、東電からの賠償対象にもなっていないとのことです。


 福島の農家、疲れている、先が見えない、つらいのです。原発から50数kmにあり、二本松市の米から500ベクレルのセシウムがあり、暫定規制値に並ぶもので、農家の方は、手だてがない、お手上げであり、移行係数(土のセシウムがどれだけ作物に移るか)、土が5000ベクレルなら作付け不可なのです(1/10になると推察される)。


 土壌汚染、低くて大丈夫と思っていたら、日本の土は粘土質で、セシウムが離れにくいのに、二本松市は砂壌土、山沿いで、土壌の性質、セシウムが離れやすく、沢からの水が入り、夏雨が少なく、沢の水が入り、稲が出るときにセシウムがついてしまった模様です。


 除染をして農業が出来るか、農地は厳しく、学校のグランドは出来るが、表土5cm削るにも、校庭は小さく、平らで、しかし農地は表土のみ剥ぐのは無理、土にとっての栄養分が表土にあり、これを片づける場所、汚染地域全部の除染は困難なのです。


 すべての米を二本松で検査するものの、お金はない、出たところは、国が買い上げてほしい(カドミウム汚染も同じ)、しかし、放射能汚染での買い上げは規定がなく、加害企業が買い上げるのに、今回は放射能で、誰が賠償処分するか、国がやるしかないのです。


 農家で、米6000円/袋、しかし検査費用は2万円/袋にもなり、裏付けなしで、発表されているのです。


 東電から賠償の請求書が行っているものの、根本さんには届くはずなのに来ていないのです。「東電は約束を守ったことはない」、請求書は60ページ、解説160ページであり、重さ720gもあり、これを見て、パソコン、携帯のマニュアル並み、まともに読めないのです。一律に送りつけたのが問題で、加害者が一人一人に謝罪して個々に回るのが常識なのに、送りつけて、説明会に来いなのです。


 リスナーより、加害者が指定する書式でなぜやらないといけないのか、との意見もあり、弁護士を通して請求して負担させること、この方法もあるのですが、被災者が弁護士に相談することはできないし、年寄りの人、やっと仮設に入れた人に、酷な話なのです。


 根本さんは自分が食べる分だけ作付け、ひまわりは放射能を吸わない、これを見ると、気持ちも萎えるのです。ここで生きていかないといけない、セシウムと付き合うしかない、土壌にどれだけの汚染があるのかを知りつつであり、しかし、福島のものは全て汚染されていると報じられ、しかし、食べ物が汚染されても、なるべく少ないものを作りたいのです。この努力は続けたいのです。


 国が買い上げるべき、これの実現は大変であり、東電に責任があり、損害賠償の枠組み、「東電が払ってもいいと言うものしか払わない」のです。国が東電に、払ってもいいと言うものしか払わないのです。加害者の東電に支払いの選択の権利があるのです。国が東電をつぶさないと決め、東電は大船に乗った気分であり、国が何とかしてくれる、なのです。


 根本さんには仮払いはなし、9月に来る予定が、10月になる、同意書も要り、あとは文句言わないとの同意書が要るのです。さすがに東電はこれをひっこめたものの、世論の後押しがないと賠償されない、世論の後押しが必要なのです。


 これが賠償の現実でした、これを、お伝えいたしました。


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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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