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たね蒔きジャーナル20111107

11/7(月)永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、税金の無駄遣い(4800億円)で、原発立地地域の積立金が最も多かったのです。新たな増設原発は14基、3基は着工した、この3基の70億が使われます。

 そして、小出先生のお話、福島2号機の再臨界ではなかったのですが、リスナーより、キセノン検出により、臨界の判定基準の検討を行うとしており、これを変える(小出先生ご存じない)というのですが、東電が判定基準を変えると経産省に報告したと言うのです
が、東電に権限はなく、基準もなかったのです。では、臨界の定義は何かなのであり、国は冷温停止の基準も変えており、これについて、臨界は物理学的に核分裂の連鎖反応のことを言い、そうではない自発核分裂かの可能性しかなく、キセノンの量を正確に測定して、測定場所の体積、格納容器の一部にキセノンがある可能性もあり、それで臨界か、自発核分裂か判定できるのです。


 では、キセノンの濃度で基準を変えると言う意味らしいのですが、キセノンを検出した場所、濃度により判定は変わる、物理的なプロセスをどう評価できるかなのです。今、融けた炉心がどこにあるか分からず判断は難しいが、臨界と自発核分裂ではキセノンの量は相当違うので、判断は容易なはずなのです。


 では、キセノンが出ても、一定の量を変えたら、これまで発表されたことも公表されないことも想定され、データは公表してもらわないといけない、臨界か、自発核分裂か判断しないといけないのです。


 細野氏、冷温停止は変えないと言っており、「愚かなことだ」、福島では調査団を組んでチェルノブイリを調査し、除染がいかに難しいか知らされてショックを受けているのです。農地の表土を剥ぐ除染はダメと、小出先生のお話通りであり、福島の調査団には、初めてチェルノブイリで知ったことも多く、福島の苦しんでいる人が事実を知らないのです。これについて、日本では原発事故は起こらないと国が言って国民が信じてきた、農地の汚染は思いもよらなかったが、チェルノブイリで農地回復の大変さは分かっていた、「農地の回復は出来ない、それを国がちゃんと説明しないといけない」のに、除染したら戻れると、国が言っているのが実情です。チェルノブイリではすぐ近くに田園があるのではないのです。野田総理が現地へ行ってパフォーマンスしたのが犯罪的なのです。


 真実を国が告げないといけないのです。福島の方がチェルノブイリより、生活圏に近いところに原発があり、生活を取り戻すのは難しいのです。これが現実です。


 今日も、小出先生のお話をお知らせいたしました。


続いて、ギリシャ大使館オフィシャルトランスレーターの柳田富美子さんによるギリシャのお話がありました。ギリシャ語の通訳、翻訳を行われ、首脳会談(要人の通訳)で通訳しているエキスパートの方です。ギリシャって何ちゅう国なんや、ということについてのお話です。小泉総理とギリシャの首脳の通訳もされました。


 リスナーより、財政逼迫なのにギリシャは気にしていないという指摘、当たっていない、ギリシャの人は受難であり、人が集まるとお金の話(どうやって生活するか、国が破綻したら年金は、社会保障はどうなるのか)になるのです。


 年金、社会保障が手厚いからこうなったとの指摘には、北欧はもっと手厚い、それが原因ではない、労働人口の4、5人に一人が公務員で、ギリシャの近現代史、オスマントルコより独立した、古代ギリシャは勉強しているが、近代のことは知らない人が多い、トルコに380年間支配され、独立し、他の民族に支配され、トルコは東洋、西洋ではないので、アジアの文化であり、宗教も違う、何の接点もない異民族に支配され、400年の支配でギリシャ語、キリスト教を守ってきた、そのためには、支配していたトルコの中で生き抜いたか、そのためにしたたかであり、自分たちのものを守り抜いたのです。


 第2次大戦の頃、ギリシャもナチスに占領され、餓死した人も多い、ギリシャは、古代の栄光の後は被支配民族であったのです。その中で、自分と自分の家族は自分で守る、家族ではなく一族郎党(身内)を守る、友人も入る、その視点であり、国を,他人をあてにしない精神があるのです。他人を信用しないのです。それが今の背景にあるのです。


 今回の破綻の原因に、経済規模が小さいのにユーロに入ったことについて、ユーロの国民性、ユーロバブルに見舞われたのでは、ということについて、それは事実で、10年前ドラクマからユーロになり、物価が上がり(単一通貨を多くの国で使うと、ユーロより力のある国、ない国が使い、価値は平均で決まり、ドイツのように強い国ではユーロは軽いが、ギリシャでは生産国ではなく、弱い国、サービス、海運、観光であり、通貨に対して感覚が違う)、ギリシャの信用が高まるものの、ギリシャは経済的に弱い、ドラクマで生活してきたのが、急にヨーロッパ人になり、2004年のアテネオリンピックがバブルで、借金が積み重なったのです。日本もバブルはあったものの、製造する国であり、ギリシャは消費のみの国なのです。


 ギリシャ、高級車をたくさん買っていたとも言われますが、比率で言うと高いかも知れないが、ギリシャの人は新しいもの好き、ステータスを自慢したい、地下経済(大きい、何十年も前から)があり、自分を守るため税金を払いたくない、脱税天国にもあるのです。


 毎日新聞の夏の記事に、財政危機でもギリシャ人は8割が幸せと書いてあったのですが、高い数字であり、家族のつながりで、結びつきが強く、教育の水準も高い、教育により子供に苦労をさせないとして、産業がなく、失業率も高い、子供が自立できず、それでも、家族でいたら幸せと言うのです。秋になり、9月から緊縮政策の影響で、それまで徐々に締め付けがあり、幸せの度合いは低くなり、自殺の度合いが高くなり、キリスト教では自殺が禁句なのに、借金苦で自殺する人が出た、そんなことはなかった。ホームレスも、過去にはなかったのです。


 生活費がなく、都心の質屋が増加しているのです。大きく変わってきているのです。リスナー(メルボルンにいた)、ギリシャ人が多く、ギリシャ人は勤勉で信用できると言っていたのに、という問いに、ギリシャは海運は強く、世界で5つに入り、勤勉なのも事実であり、公務員と民間は違い、民間は本当によく働き、いい仕事をして、サービス残業もする、一生懸命やっているのです。公務員は働かなくても給料がもらえるのです。


 柳田さん、ギリシャ、3万人が一時帰休で、緊縮政策になり、自主的に公務員を辞めた人がいる(給料が減っている)、働く意味がないと田舎に帰る人が増えている、ぜいたくしないと過ごせると、多くの人が首都圏から離れて、公務員は減るのです。ギリシャ人が働かないと言うのは違うのです。この話をギリシャ人が聞くとおこる、価値観が違う、労働が美徳ではない、これはやらないといけないからやるという、頑張って働き、豊かになりたい、働くのが目的でなく、お金を得て欲しいものを買う、豪華な生活のために働く、それを怠け者と言うのは違うのです。労働時間は少なくない(ドイツより多い)、公務員の労働時間も少なくない、昼寝の習慣は、夏は暑く、地中海気候で、日射が強く、そんな時に炎天下で働くより、休むのが合理的なのです。


 面白いお話でした、これを、お伝えいたしました。
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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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