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たね蒔きジャーナル20111109

11/9(水)永岡です。「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で放送されました。今日は小出先生のお話はお休みで、TPPに関して、賛成の立場から、元農水官僚の山下一仁さんのお話がありました。

 TPPに関して、東京報道の神崎さんが報告されました。今も会議と取材が続いており、反対派の勢いが強く、今夜徹夜になるかも知れないのです。今夜まとめるのに、落としどころがなく、民主党ではひと月以上論議していましたが、議論の回数を重ねたのに、賛成派と慎重派の溝が埋まらないどころか広がっている、自分の意見を言うだけで、まとめる人がいないのです。今の民主党で意見をまとめられるのは小沢氏(TPPに何も言っていない)か仙谷氏(賛成派、慎重派を説得していない)だけで、対立が深まっているそうです。ワアワア言うだけの学級会との指摘があるのです。

 慎重派のことも考えるものの、野田総理は参加の方向になるのは分かっているのですが、それでも徹夜してやる、どれだけの人が本気で突っ張るかになり、民主党でも半分以上反対、しかし民主党を割る可能性はほぼないのです。離党しての動きも数人程度で、慎重派、「本当はどっちでもいい、地元が反対してくれというから反対している」と言う人が大半で、地元とは農協、JAで、TPPに賛成したら落とされるのです。しかし農協、JAは自民党の母体で、民主党の母体ではなく、自分に協力しない人に配慮しない、反対のポーズだけなのです。国会議員は次通るかなのです。


 しこりは残り、長い目で見ると、民主党分裂の可能性もある(民主党の不満分子(小沢グループ)がTPPをきっかけに離党するのと、反TPPにより新党を立ち上げる(他の党も巻き込む、亀井氏が中心=郵政法案の次が反TPPになる))のです。亀井氏と小沢氏はパイプも強く、郵政法案の後、新しいリーダーを立ち上げる動きがあるとのことで、政界再編の可能性もあるのです。その核が何と橋下徹氏と永田町で話題になっているそうです。民主党で橋下氏を支持しており、その噂があるのです。これは亀井氏だけでなく、小沢グループも橋下氏と連携したい、自民党も橋下氏と連携したい、橋下氏はTPP賛成であり、橋下氏が国政に出たいと言うのではないものの、各党とも橋下氏を使いたいのです。次の選挙をどうするかに、TPPが乗っているのです



 原発で、原子力委員会は廃炉に30年以上かかるとまとめ、枝野氏、1~4号機の廃炉工程表を年内にまとめよと東電西澤社長に指示しました。10年で燃料回収をすると言うことです。


 そして、山下さんのお話、TPPのメリットで、先週の中野さんは経産省の異端児、山下さんは農水省官僚で、TPP反対という立場ではなく、自由貿易が日本の農業にいいと言うものです。山下さん、亡国・農政の終焉という本を書いており、農業が反対しているのは、亡国農政をやっているから反対している、日本の農政は特殊で、高い価格を維持して所得を維持する、そのために消費者に負担させて農家が守られていると言うのです。米で78%の関税、1kgあたり340円、高くて、タイから輸入すると1俵3700円、それに税金が2万円かかり、高い関税で外国から米が入らないように守っているのです。


 TPPで日本農業の壊滅は嘘で、花、野菜は関税ゼロ、オランダから入ってくる、花と米の位置は、米の位置は野菜より低い、2万円の関税を10年かけてゼロにする、5年たっても1万円で、タイの米が13700円、日本米より高い、日本の米農家はやって行ける、日本の農政は高い価格で米を守った、野菜、畜産は8~9割が専業農家、米は専業が4割以下、零細農家が残り、減反政策を行った、減反を止めたら米の価格は下がるのです。


 零細農家はどうするべきなのか、兼業農家が多い、米だけでやりたい人に農家が集まらない、規模が拡大せずコストが下がらず収益が上がらないのです。所得補償は零細でもやっているので、食管制度のものに戻ったと言うのが民主党のやり方なのです。対象を農業だけの専業農家に限り所得補償をしたら、減反した農家が農地を出してくる。農地は、主業農家に有利になるのです。


 改革は10年もかからない、今でも規模の大きな農家が増えている(500ヘクタール以上)、構造改革が増えている、主業農家に力を入れたらコストが下がり競争力が出るのです。山下さん、ウルグアイラウンドからやっており、米の部分開放をやり、あれでも米も壊滅しなかった、今回も壊滅しない、前回と違うのは、ほとんどの農家が関税化すると日本は壊滅と信じていたが、今は農業従事者でも16%がTPP賛成と変わっていると言うのです。農産物を輸出している人もいて、今のコストでもやっていける人が出ているのです。中国、香港に米を輸出、日本のコシヒカリが380円、他のものは250円で、日本の米は、世界に出られる品質を持っているのです。


 それは、一部のブランドだけではないかについては、大丈夫、中国のWTOも、日本の米は世界一おいしいが世界一高いと言われた、中国の米は上がり、日本米は安い、減反しないと逆転するのです。品質の良さと価格競争力があるのです。


 デフレにTPPはおかしいとの意見に、アメリカが日本に輸出しているのは工業品、関税が高く輸出できない、価格が下がるのは消費者にいい、デフレが悪いのは毎年物価が下がる、来年買う方が安く買い控えになるという、しかし、食品で買い控えは起きないのです。テレビ、自動車と違うのです。しかし、安ければいいだけでなく安全なものも欲しい、遺伝子組み換えの情報も欲しく、遺伝子組み換えは各国とも安全なものしか流通させない、表示だけであり、アメリカは表示を義務付けない、日本は表示させるのはDNAの残っているもののみ、EUは0.9%混じったら表示する、アメリカは、このEUの制度を問題にしているのです。オーストラリア、ニュージーランドも日本と同じです。


しかし、交渉能力に長けていないと損する、また、途中で降りられるかについて、交渉離脱は最後の切り札、アメリカも京都議定書から離脱した、アメリカとタイの自由貿易協定、耐えられないとタイは止めた、離脱は交渉者としての切り札で、これを抜かないと交渉する人はいないのです。


これで時間になりました、またお話があると思います。今日はTPPのお話をお送りいたしました。

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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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