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05 13

原発ー小出情報20110512

5・12 (木)毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」から
(小出裕章・京都大学原子炉実験所助教の話です。ラジオを聞き起こしたものが友人から送られてきました)

まず原発事故のニュース、1号機、原子炉圧力容器の燃料が水から完全に露出して融け落ちたと東電が発表しました。圧力容器は100~120度ですが、圧力容器内を測定して、配管の溶接部が複数個所で融けて数cmの穴が開いているのです。東電は圧力容器に1万トン水を入れましたが、格納容器に水が漏れて、最後の砦、格納容器にもほとんど水がたまっていないことが分かり、水棺計画は破綻、工程表も大幅見直しです。

 東電の賠償問題、政府の支援策は明日以降に持ち越しです。賠償スキームは東電救済ではないと菅総理が言っており、新たな枠組みを作り、他の電力会社も払います。枝野氏、電気料金に上乗せしないと言っていますが、公的資金での救済に異論も出ています。


 半径20km圏の一時帰宅第2弾が行われ、川内村他で、自己責任の同意書を撤回し、確認事項に差し替えています。対象地域は30マイクロシーベルト以下です。


 中部電力水野社長は浜岡を明日、明後日に停止し、津波対策後運転したいと言っています。静岡知事は、運転再開に慎重です。停止期間は2~3年を想定しており、落合さん、御前崎の人が、「原発さん」と呼んで恩恵を受けているという話がありました。地元は大変なのです。


 小出先生のお話です。1号機の問題、意図的に水を入れて水棺にしていたのに、この案に小出先生否定的で、水棺は難しくなった模様であり、それを東電が認めました。1号機に水を6~8トン入れていたのに、浸かっていたはずなのに、水位が測ってみると、圧力容器内に水がたまっていないのです。


圧力容器が壊れているのは東電も言っていたのですが、燃料棒の頭から1700mm(1.7m、燃料棒は4m、直径1cm)出ていると言われていたのに、下2mは水があると東電はいい、それを信用して、圧力容器に穴が開いても、底に開いているのではない、配管(横、高さのあるところ)が破れているという認識でしたが、そんなものではない、圧力容器内に水はない、燃料棒の頭から5m以下にしかない、完全に干上がっている!今まで下2m浸かっていたはずなのに、その意味はまったく異なり、干上がっているなら、炉心は冷やせない、崩壊して圧力容器の底に落ちて、その底に穴が開いている、燃料が圧力容器から融け出している、格納容器の底に流れ出していると推定されるのです。


原子炉を魔法瓶にたとえると、内側の銀色のところが圧力容器、外の容器が格納容器に当たり、外の格納容器の中に燃料が出ている、出ても、格納容器(鋼鉄の厚さ16cm)があっても、圧力容器より薄くて弱く(同3cm)、格納容器も板も融けてしまう可能性が大きく、格納容器は最後の砦なのに、これが融けたら、ウランの燃料ペレットは2800℃あり、鋼鉄は1400~1500℃で融ける、冷やせなければ、融けるのです。


容器の1割は水がたまっていて冷やせると東電は言っていますが、科学では、何が一番大切かは正確なデータ、原子炉の中に水がどれだけある、圧力、温度がいくらかで、それが間違いなら、推測は成り立ちません。東電が塩素38を言って小出先生、再臨界と判断し、このデータを間違いと東電が言ったのですが、もともとのデータが間違いなら、全部破綻するのです。どんな推測も意味がないのです。


 水位が分かってきたのは建屋に作業員が入れたためなのですが、水位計が壊れていた可能性もあるのです。信頼できるデータがないのです。


 落合さん、新聞の見出しが違い、毎日と産経は「溶融」、読売と日経は「崩落」、朝日は「形とどめず」なのですが、小出先生の認識は、炉心は完全に露出し,融けて落ちて、圧力容器に落ちた=「メルトダウンは確実」(炉心内の水位がなしなら)。


メルトダウン時に、水が残っていたら水蒸気爆発の可能性あり(最悪シナリオ)、しかし水蒸気爆発が起きず、良かった=水がなかったためで、圧力容器に水なし=底に穴、炉心に融け落ちたものは、今度は格納容器で防がないといけない、東電は水棺使用として、小出先生できない(水はたまらない)と言ってきて、格納容器の底に水はたまっている、圧力容器から融け落ちたウランはまだ水により冷やされている、これを続ければ、格納容器の底が抜けないと大丈夫、温度は発熱と除熱の関係で決まる、格納容器の水がなくなれば、格納容器の底に穴が開く、水を入れても漏れている(1万数千トン水を入れた、容積は4000トン)、水量を多くしてもたまらない、それなら、水量を増やしてもダメなのです。


 今回はまた、絶望的なお話でした。昨日は外出で録音を聞いて(昨日、JRの事故で帰宅が遅れて、メールが遅れてすみません)いましたが、今日、ラジオ放送をリアルタイムで聞けてよかったです。
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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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