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02 17

たね蒔きジャーナル20120216

2/16(木)永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞大阪本社論説委員の近藤伸二さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、2号機の温度以上、温度計の故障と東電は保安院に報告で、冷温停止「状態」を残りの温度計で確認すると言うのですが、新しい温度計の設置は困難、1~2年開発にかかると言っています。高温・湿気で断線した模様です。

 食品のセシウムの規制値、厚労省の案がOKで、米・肉は100ベクレル/kg、乳児用10ベクレルと、暫定規制値より厳しくなり、100ベクレルでも安全と言っていますが、消費者団体は厳しくと言っています。

 小出先生のお話、文科省が乳児用100ベクレルで大丈夫と言いつつ
、厚労省の基準も認めていますが、毎回委員よりもっと緩くと言い、「日本は恥ずかしい国」、国際機関がどういったとか言うが、日本が子供たちとどう向き合いたいか、そういう基準がないのか!原子力を選択して事故を起こし、子供たちを守るために基準がいるのに、それに文句がなぜ出るのかと言うのです。

 基準を厳しくすると福島の復興に支障が出ると意見があり、小出先生は規制には反対で、みんな避難してほしいが、この人たち(国家から見離された)が生きているなら、作ってくれるものは受け入れるしかない、福島のものは子供に回してはいけない、大人は受け入れないといけないといい、小出先生怒られているが、排除には反対なのです。

 リスナーの質問で、小出先生は大阪維新の会の瓦礫の講師に呼ばれたということについて、来てくれと言うものの、とても行けない(1分1秒を争う)ので、維新の人が小出先生のところに来て、30数名来て、この人たちにお話したのです。維新の会より、今の日本政府のやり方は正しくなく、今ある焼却施設で燃やして埋めたらアカンといい、膨大な瓦礫で汚染地の子供が危ない、福島のどこかに猛烈なものを処理するものがいり、やむなく、全国での受け入れがいるが、現有の施設ではなく、フィルターを付けて、焼却灰は埋めたらダメ、福島第1,2に返せと言ったのです。これで、維新の会、どうして国が現地に作らないか聞く、大阪のあちこちに受け入れないと言っていたと言うのです。

 近藤さん、大阪の独自の基準があると言うことについて、この話、食品同様反対で、猛烈な汚染のものも引き受けて、しかしそれを周辺にばらまいてはいけない、ちゃんとした施設が要る+焼却灰は福島第1へ、なのです。

 リスナーより、4号機の燃料を来年か再来年に移すと言うものの、大丈夫かについて、輸送開始前にプールが潰れたらおしまい、しかし今の形状を保つなら、移送はしてほしい、プールの中に輸送用のキャスクを入れて、それを自ら引き上げる(鉛の入れ物、100トン)のですが、それが出来るか不明、キャスクを入れても瓦礫が散乱しており、使用済み燃料をキャスクに入れられるかは不明だが、大きな余震が来る前に移さないといけないのです(1,2年で済むのか、10年かかるのかは不明だが)。

 今日は、瓦礫処理、4号機のことをお伝えいたしました。


たね蒔きジャーナル、続いて、福島からの避難で、昨日は福島の人のお話でしたが、今日は受け入れる方の方、カントリーファームの事務局長、中西光子さんのお話がありました。奈良県内にすでに100戸の移住計画を立てているそうです。

 中西さん、阪神・淡路で行政の外にいた人の救済をしたのです。

 東日本、避難者、帰っている人と、新たな避難者が出ているのです。今は圧倒的に福島が多く、山形からの避難者もいて、瓦礫を山形が引き受けたら線量が上がり、そのため子供を3人連れて着の身着のまま逃げた人もいるのです。あちこちでホットスポットがあり、そのたびに母親が子連れで逃げないといけないのです。

 それに関する行政の対応は不十分で、3・11の緊急避難を大阪市で500戸とかやり、公営住宅で、古いものの4,5階が開いて、そこに若い親子や、お年寄りがいるものの、今後長期暮らせず、長期避難の段階になり、行政もそれに対して対応していないのです。

 岩手、宮城では時間がたてば帰れる可能性はあるものの、15年、20年で、しかし福島は30年無理、福島以外からも出て、10万人超え、「さまよえる福島人」、中西さんサミットに行き、タクシーで、自分たちはモルモットになるしかないと運転手から言われたのです。

 行政が長期に受け入れる体制が必要で、出てくる人の恐怖・不安を受け入れないといけないのに、国、福島が言っている時間はない、NPOの自分たちがやるしかないと、生活の再建を図れる土地を作らないといけないと、昨年8月から準備しているのです。NPOに金はないのに中西さんがやらないといけないのです。第1弾を、奈良に土地の提供者がいて、また日本中の過疎地、高齢、耕作放棄地がたくさんあり、今福島に帰りたくても、30年は日本各地で面倒を見てあげようと、受け入れる人もいるのです。

 しかし、ゼロで家は建たないし、田舎に100軒単位で行かないといけないし、仕事もいるし、なのです。

 中西さんで、移住+仕事を作っているのです。行政はやってくれないのです。援助してくれる企業もあり、若い人がいなくなったところが積極的にやってくれているのです。一つしか小学校のないところで、地元の企業、行政と一緒にやり、過疎化、限界集落で歓迎ムードもあるのです。100戸作るなら借り入れもいる、政策金融公庫から融資してもらい、現地法人の社長、取締役を被災者にやってもらうのです。被災者に前を向いてもらう、中西さんが後を押すのです。

 避難される方、やりたい仕事に種類もあり、一律とは行かないが、生活の糧はすぐにいり、農業をすぐにとは行かず、工場でしばらく働いてもらうとかもやっています。農業志向の方もあり、放射能汚染のところに残った人に、放射能のないものを作り送ってあげたいのです。絆、福島を気にかけてやっていけるのです。

 第1弾は進み、奈良にやって、車で10分で名張の市外があり、スマートシティ、放射能で電気を付けたくない人のため、屋根はソーラー、残ったお年寄りもこっちに来てケアできる体制も立てているのです。サービス通勤高齢住宅、企業誘致を山の中でケア付き賃貸をやっているのです。返済資金は、福島の人は仮設並みとして公から出る(2年)、お金なしでも入れる、周辺で雇用して220万円の助成が企業に出て、牧場もあり、その産物でレストランが出来ないか、夢が出て、これで生活の再建をするのです。

 避難者の反応は、移住に関して、相談もあり、高齢者いっぱいになり、反応も出ているのです。

 コアになるのが100戸で、最初の100戸だけでなく、道路もいるし、お金もない。中西さん東京から帰り、福島のために、企業に支援を頼み、快く賛同してくれたのです。心配はないのです。

 近藤さんより、移住となると負担がいるのではとの質問があり、将来は自立する覚悟がいる、仮設で、仮の住まいではなく、最先端の技術で、緊急通報、介護もある、恒久の住まいを作ろうとしているのです。ただで入れるだけではないのです。

 こういうこと、中西さんたちがリスクを冒すのではなく国がやるべきで、復興庁、県外の人にもお金を配るべきだが、復興庁は今は手一杯で、民間が牽引しないといけないのです。その後、国がやるのは当然と思うが、先に引っ張りたいのです。

 今日もまた時間になりました。今日は、避難者の受け入れをしている人のお話をお伝えいたしました。
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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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