02 29

たね蒔きジャーナル20120229

2/29(水)永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で放送されました。

今日はビデオジャーナリストの神保哲生さんも東京のスタジオに出られて、後半単独のお話もありです。

 原発のニュース、地元の原発再稼働を求めている福井市長が、公費でかにを買って国会議員に送っています。細野氏や自民党の谷垣氏にで、河瀬市長は原発立地の会長であり、規制を緩めてほしくて送ったのではないとのことです。

 牛乳のセシウムを検査して、1,2月の商品をゲルマニウム検査機で測定し、10ベクレル以上は検出されず、です。福島の二本松の市民団体では、商品により最大14ベクレルありとのことです。

 そして、小出先生のお話、敦賀市長のカニのこと、
もちろん小出先生は何ももらえずで(笑)、しかし研究費、天下りがあり、お金関係のことがあるのです。

 で、神保さんも加わり、いつもは小出先生と直接お話されています。この1年の原発報道の中で、政府・東電の発信で、冷温停止「状態」には水野さんびっくりした、この言葉の真実は小出先生より解説があり、それを分かりにくくさせられる1年と水野さん言われて、近藤さん、五感ではぐらかせる(事故のそのものの終息宣言)とあり、小出先生失笑され、わけが分からないと言われました。

 神保さん、言葉のまやかし、「霞が関文学」、官僚の言葉は事実を覆い隠さないと生き抜けない、東電は民間なのに、地域独占でお役所的、こちらも霞が関文学(爆発「的事象」など)を使うのです。近藤さん、東電は官僚以上に官僚的と指摘され、技術もあり、ひねりが入り、冷温停止「状態」、あるいは「~など」とすると何でもありになる、「状態」を付けて、専門用語に違う意味があるのです。

 小出先生は、「除染」であり、近藤さん、除染はあり得ないと言われて、管理区域の中でも除染室はあり、汚れを落とす部屋ですが、放射能が亡くなるのではなく廃液に移る、「移染」なのです。それを「除染」とすると放射能がなくなるように幻想を与えようとしているのです。「移染」だとどこに行ったかなのに、実際は「移染」であり、大地が汚れて、移動も無理、その現実を知らないといけないのに、国が率先して除染したら何とかなると思わせているのです。

 中間貯蔵施設、水野さん5,6年置かせてとなるのに、最終との違いは何かについて、小出先生、中間貯蔵施設は、使用済み燃料を再処理工場に持って行くのに、再処理工場がアウトで、そのため中間貯蔵施設が作られて、青森のむつに5000トンの施設を作っているのです。再処理に持って行くのに、小出先生はこれが最終処分になると警告されてきたのです。「中間」と言っても、一度やったら動かない、最終がないと、中間が最終にされると、神保さん指摘されました。

 近藤さん、アメリカの規制委員会、枝野氏は一部損傷といい、これについて(メルトダウンなのか)聞かれて、小出先生、学問的には状況により異なる、被覆管が破損しても炉心損傷、ペレットが融けたら燃料溶融、さらに大きく融け落ちてメルトダウンで、枝野氏の発表は実態に合っておらず、事故を小さく見せたいとして、1号機は11日にメルトダウンしていたのに、溶融ではないと言い続けて、爆発しても事象と言って逃れていたのです。

 今日は、神保さんとのお話をお届けいたしました。


たね蒔きジャーナル、続いて、原発事故以来自分のラジオに小出先生を出演させているビデオジャーナリストの神保哲生さんのお話がありました。

神保さん、3・11以降、記者がペンでやるのをカメラでやる、自分で撮り、自分で編集し、今回は食・住が大変で、一人でやると動きやすかったとのことでした。原発の近いところも行かれて、線量計で測り(4月2日は最高で120マイクロシーベルト/時間、予定より早く出ないといけなかった)、そこがその後立ち入り禁止になったのです。

 また、東電の会見も出られています。

 それで、リスナーの声が殺到しており、なぜメディアが突っ込んでいかないのか、何を見せられてきたのかと虚無感になるとの声があり、神保さん、東電の会見に出られて、この1年の報道に多くの方が注目して、大事なのは3・11まで原子力をメディアがどう報じて来たかであり、大事なことを伝えず、そんなことを国民が知らされず、問題であり、事故の前になぜ原発のリスクを伝えてこなかったか、安全神話があるから対策を取るのはおかしいとなり、安全神話にメディアが加担したのはなぜかと総括しないと、同じことが繰り返される、原発の報道は通常営業(政府は収束して、原発が危ないと言うとKY感になる)になっており、この総括をどこもやっていないのです。

 水野さんもこのことに悩まれて、申し訳ないと言われて、ではどうできたか、自分一人で何が出来たかで、神保さん、これが問題で、事故のない時に原発を担当するのは経産省記者クラブ、文科省の記者クラブが原発の安全問題を独占的にやり、それ以外の人が取材したくても記者クラブを通せとなり、小出先生も問題提起していたのに、社会部の遊軍の人がNPOの取材をするものの、彼らに原発の技術的なことを書けない、記者クラブも縦社会で、車内に壁を作り、部外者が原発の取材を出来ない、書けないのであり、この構造的な問題があるのです。本来書かないといけない人が書かないのが利権なのです。これをメディアが改善しないとまた起きるのです。

 近藤さん、社会部におられて、社会部が原発に関われるのは裁判と言うことで、社会部の理解はあったものの、経済部を担当すると、社会部と異なり、事故以後も議論があり、「止まったらどうする」であり、しかし今起きている現実がどうなるとなり、毎日は脱原発の総括を行ったものの、ここまでに激論があったのです。

 神保さん、保安院など、原子力規制庁を作るものの、7割は経産省で、記者クラブは同じであり、今は関心が高いものの、この後わざわざ原発のことを掘り返す記者がなくなることを心配され、原発に独立した記者、役所が必要だと言われました。近藤さん、原発を扱うセクションにはいなかったものの、近藤さんは原発反対なものの、不作為であり、記事では書いていないと言われました。反原発の記事を書くには不作為で、その罪があると言われて、神保さん、原発は冷戦構造の中イデオロギーになり、事故でもないのに原発を書くのはイデオロギーがあると見られて、メディアの報道が十分でなく、これで原発を扱いにくくなった、これもメディアの作り出した構図なのです。

 水野さん、科学的に問題を考える姿勢がなかったと言われました。この番組で、リスナーの批判精神を分かち合おうとやっていたのです。これにより、3月11日、原発がどうなっているか分からず、それで小出先生のお話を聞いて、その後、そんな怖い放送は止めてくれというリスナーがあり、あるいはみんな頑張っているのに、否定的なことを言うなと意見も相当あったのです。

 神保さん、このリスナーの気持ちも分かると言われて、本当のことを知りたい人もいて、しかし本当のことを見たくない人もいる、ラジオがテレビより突っ込んでいたのに、今までラジオ、テレビがなにをやってきたか、本当のことを言わずにやってきた、それで愛されてきたなら、歓迎すべきことではない、否定的な意見には負けずに、本当のことを言わずに愛されていたと言うなら、考え直してもらうのです。

 リスナーより、どこも金太郎飴のような報道、権力の代弁者の報道と言う意見もあり、戦争への道との指摘があり、近藤さん、第七福竜丸から、核の平和利用となり、ポリティカルな要素にメディアが巻き込まれたと指摘され、神保さんも同意され、アメリカの二枚舌を何とかしないといけないと言われました。エネルギーだけでなく、原発は核兵器のためにやっていたのに、アイゼンハワーが平和利用とした、日本は核兵器なしで原子力をここまでやっている珍しい国なのです。

 権力者の言葉をメディアがそのまま伝えると危険であり、60~70年代には原子力の問題が世界で分かっていたのに、日本では平和利用をそのまま受け止めた、これが問題なのです。

  この話、突っ込むと明日の朝までかかるので、今日はこれでおしまいです。リスナーより、たね蒔きジャーナルへの期待が語られ、ラジオメディアの可能性を実感したとの声もありました。近藤さん、メディアは数(視聴率、部数)の場に堕していると指摘もありました。今日はメディアの、貴重なお話をお届けいたしました。
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Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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