03 01

たね蒔きジャーナル20120301

3/1(木)永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞大阪本社論説委員の近藤伸二さんの案内で放送されました。地震学が専門の元京大総長の尾池和夫さんも同席です。

 原発のニュース、宮城・女川町の瓦礫を東京へ搬入で、1日150トンを移送です。東北以外に行くのはこれが初めてです。

 事故で役場機能を移転していた広野町、元の役場に戻りました(役場の復帰はこれが初めてです)。しかし、他はいわき市に避難のままです。帰りたいのは高齢者、戻れないというのは子供の小さい世帯です。

 そして、小出先生のお話、尾池先生も参加されてのものです
。政府の事故調査委員会の中間報告について、率直に、政府の事故調は畑村氏が委員長で、畑村氏が個人の責任を追及しない、でないと証言が得られないと言うことで、それで真相解明するのですが、徹底的に個人の責任を追及してほしいのです。これだけのことで誰も責任を問われないのか、なのです。これ、尾池さんも感じて、アメリカとの違いで、アメリカだと裁判の際の免責の裏付けがあるのに日本はない、後々本当のことを言ってくれるのか、と言うことで、日本の不備があると言われました。委員会は責任を問わないから言ってくれなのですが、小出先生はこれが原子力村を作ってきたと言われました。

 リスナーより、委員会に原発の専門家はいるのかについて質問があり、専門の人もいて、専門的なことは議論できるのです。原発ゼロを目指す動きが京都から起こり、尾池さん、小出先生も名を連ねられ、地震学者として、原発の是非はどうかと聞かれて、怖いものであり、段々止めるのが正しい、止めるとなっても何十年かかる、小出先生の研究所は大事で、廃炉に30~40年かかり、技術者が仕事をしないといけないので、きちんとした仕事を要請しないといけないと言うことで、エネルギーの心配はしていない、太陽があると言われました。安全に守ると言うことなのです。

 小出先生は、原発は即刻全廃と言い、止めても廃炉・廃棄物の問題があり、10~100万年の課題研究はやるべきであり、自分のところも専門的な知識を蓄えて、原子力の負の遺産を何とかしたいと言うことでした。尾池さん、実験所は止めたらという意見もあるが、死守すべき、韓国からも学生が来る、こういうところは補強して、日本の原子力をどうするか、教育を守らないと、という意見でした。

 廃棄物について、解決策がなく、小出先生、原子炉を作ったのは1942年、核分裂生成物をどうしたらいいかが最大の重荷で、無毒化は成功せず、生命環境から隔離しないといけないが、10~100万年隔離しないといけない、その科学の保証はなく、研究がいると言うことです。

 尾池さん、地震国で廃棄物の管理は、する場所はない、地震+噴火+津波があり、どれも巨大で、100万年の間に、1000年に1回の地震が1000回起こる、地球のことを知って答えを出さないといけないのです。

 科学者として、世論が高まり、小出先生、京大総長であった尾池さんの発言が、学問の場で生きてほしいと言われました。尾池さん、未来の日本をどう考えるか、来年から尾池さん、学問をどうするかを始めるとのことです。

 今日は、小出先生と尾池さんの会話をお届けいたしました。


永岡です、たね蒔きジャーナル、続いて、福島事故の政府の調査検証委員会(畑村委員長)のメンバーで、元京都大学の総長、地震学が専門の尾池和夫さんのお話がスタジオでありました。今朝関東で震度5の地震がありましたが、今回は本震が500km×200kmという巨大さで、マグニチュード7,8の地震がこれからも起こると言うお話でした。

 政府の調査委員会、検証については、熱心に働くチームが内閣府にあり、関係者のヒアリングをして、中間報告を昨年12月にやり、関係した政治家のヒアリングもして、問題を浮き彫りにしているのです。10人全員が集まるのも大変で、メールでのやり取りなどで処理して、新宿で国際会議をやり、外国のスタッフの意見も聞き、7月に本報告を出すのです。きちんと早く出さないと、と言うことです。

 中間報告にリスナーから質問もあり、SPEEDIを認識していなかったと言うこと、これの追及について、まずは事実をはっきりさせて、民間の事故調の話もあり、SPEEDIの扱いは把握しているのです。中間報告ではSPEEDIの広報がなかったと言うことで、ちゃんとしたデータでないからとか、パニックが起こるからとか政府筋より出て、これが問題、分かったことを正直に言い、正確に伝えることが抜けている、国際会議でも、外国のメンバーも正直と提起しているのです。出来る組織を保証しないといけないのです。情報を見せるのが一番、情報が止められている場合もあり、尾池さん、原発の中身を勉強して、見えない力により止められてきた歴史であったと言うことです、これが一番の反省点です。

 中間報告、畑村委員長は100年持ちこたえると言い、そのためには慎重に調べないといけない、将来の勧告も必要で、今日3月1日は第五福竜丸、ビキニデーであり、そういうことはみんな忘れている、これではいけないのです。原子炉を廃止しても50年は後腐れがあり、それに耐えないといけないのです。

 近藤さん、責任が分からない体制があったとコメントされ、聞き取りは委員会の意図の通りかと聞かれて、尾池さん、それは出来ているのです。官邸の対応も、これからであり、民間事故調はそれを先行にしているのです。

 保安院が役割を果たせず、そういう理由は、これからの分析であり、慎重にやり、見えてくるのです。10人の委員で尾池さん自然科学は一人で、地震学は60年代から始まり、原子炉も60年代から、政府の防災も60年代より発展し、地震学は説明できる、しかし、原発の考えはそれに追いつかず、防災も、昨年で福島に地震なしとなっており、まずいことがたくさんあったのです。800年に大津波があり、東電は保安院に報告しておらず、認識はしていたのに、富士山の噴火、南海地震(祇園祭もそれで出来た、菅原道真がやった、彼が日本の地震の歴史を作ったほどの地震の時代であった)があり、今の官僚は、菅原道真に負けている、地震の調査をしていて認識しているのに、原発関係者も大丈夫かと言って来た歴史があり、何かの力で抑えられた歴史であったのです。

 近藤さん、防災に地震学が活かされなかったことがポイントと言い、地震学からアプローチもあったものの、企業が、金になる学会は買いに来るのに、防災の学会に企業はこない。発表を強くしないと、取材してくれないのです。お金になることはすぐにニュースになるが、地震学、それがなかったと尾池さん言われました。ある種の力で日の目を見なかったのです。その、ある種の力を明らかにしないといけないのです。原発には、原子力村と言う仕組みが出来た理由でもあるのです。今回の検証でこれをどうにかする事実を明らかにしないといけないのです。これの活用は、みんなが考えないといけないのです。

 近畿で、東海・東南海・南海があると怖い、原発事故への揺れの影響(津波以外)については、現場に入れず、分からない、いろいろなことが周辺で起こり、道路が壊れて鉄塔が倒れ電線が切れた、地震に対する認識が甘く、事務棟の天井が地震で落ちており、なんで原発とはこんなに弱いのか、なのです。免震棟、最初から使っておけば良かったのです。もともと、35mの高台を削り原発にして、これも問題、せめて電源盤だけでも高いところに、であり、技術は100年200年経たないとダメかと尾池さん言われました。

 リスナーの質問、南海地震が近い将来起こるか、津波対策で、塀で大丈夫かについて、南海は2030年代の後半に起こる、その前に活断層地震が怖い、原子炉は止めても怖い、優秀な人が守らないとダメなのです。巨大地震は、昭和の南海地震は小さく、今度はマグニチュード9と、スパコンの京が計算して、新しい成果のニュースを聞いてほしいと最後に尾池さん言われました。
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Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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