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フクシマが安全という知見は我々にはない-放影研が公式に認める

(転送メールから)
2012年07月29日
http://onodekita.sblo.jp/article/57310342.html
フクシマが安全という知見は我々にはない-放影研が公式に認める(知られざる放射線研究機関 ABCC/放影研)
 今まで、フクシマが安全安全と色々な学者、医師が説明してきました。山下俊一氏は、100mSvまでは癌は起きないと、結論が出ているかのように何度も何度も発言し、さらに福島の小児科医の方もそのようなお話しを福島県民の前でされているようです。

 肥田先生をはじめとする原爆被害者は、そのようなことはない。内部被曝の怖さを知らないから、そのような安全論を言うことができるのだと非難をされていましたが、国家権力の強力なマスコミ操縦能力の前では、その言葉も打ち消され、一部の人にしか信用されないという悲しい状況になっていた気がしてなりませんでした。


20120728 知られざる放射線研究機関 ABCC... 投稿者 PMG5

を紹介します。この番組に私がもっとも伝えたかったことが描かれています。以下、重要なところだけ画面を切り出します。

このようないずれ消されるであろう動画を自分のパソコンに保存するには、このソフトが便利です。

さて、内容を見ていきましょう。番組の冒頭ははだしのゲンから始まります。

 原爆投下直後から、「ヒロシマには七五年間草木は生えん」という風説が流布されました。この3/4世紀という時間感覚が、米国が完璧に被害を予測していたことがよくわかります。

はだしのゲン・・何度も推薦していますが、この本は今回のフクシマの全体像を知る上で欠かせない書籍の一つです。全巻を揃えて、お読みください。そして、お子さんにも読んでもらってください。算数、国語の勉強の前に日本人として、そして人間として持っておかねばならない知識です。


米国は、この調査は今後非常に大事だと公文書で述べています

これとまったく同じ論調の記事を、こともあろうに福島民報が配信しています。
いずれどうせまた世界のどこかで起こるであろう放射能被害に備えて、健康被害の有無を含めた情報を蓄積しておくことは、人類への貢献(福島民報)
米国は、敗戦国に対して、このような非礼を働いていますが、福島民報は同胞に対して同じ発言をしているのですから、決して許されないことです。

トルーマンは、アメリカ兵の命を救うために原爆を使用したといいますが、これが真っ赤な嘘です。広島型原爆とナガサキ型原爆は、燃料(U235とPu239)から、構造まで何から何まで異なります。その新型爆弾を3日足らずのうちに2つも投下したのは二つとも効果を試したかったからで、これは成書にいくらでも記載があります。マンハッタン計画は膨大な資金を費やしたため、この効果を米国民が納得させる形で見せなければ、「民主主義」を標榜している国家としては政権が転覆する可能性すらあるためです。



そして、ABCCは遺伝的影響も調べますが、結論を出しません(出せません)

ところが、内部被曝-ペトカウ効果と遺伝疾患で述べたように、遺伝的な影響があるのは間違いありません。それを隠すために、ABCCが統計的に資料を作り上げたと言って過言ではないのは、このあとの番組内にでてきます。

そして、ABCCを全身とする放影研の理事・・驚愕する発言をします。

 今回のフクシマの事故で最も重要な内部被曝の放射線リスクを一切勘案していないと公式に認めました。この発言は非常に重大です。ガレキの焼却の評価においても同じく内部被曝の放射線リスクを国は一切認めていません。このままでは多大な被害が出ることを白状したと言っていいでしょう。放影研も、いよいよはしごを外しにかかりました。


このようなことが認められているのに、先日のナガサキ内部被曝訴訟では信じられない判決が出ました。しかも、この内部被曝を無視した判決に対して、被爆者を新作している医師さえも賛同の意をしめしているのですから、信じられません。長崎原爆訴訟-内部被曝を無視する裁判所により棄却


これぞ内部被曝の本質です。入市被曝として、このブログでも何度も取り上げています。(福島除染ボランティアと入市被爆)これほど明らかなのに、なぜ予算の問題と称して、調査をしていなかったのか。原爆をあれほど製造していた1950年代の米国に、最も重要な放射能被害を調べる予算がなかったとは言わせません。ついに、次の医師が決定的な話をします。


 そうなのです。現在の国家の力の源泉は核であることは、言うまでもありません。その核が人道的理由によって使えなくなることは、国家バランスが壊れることを意味します。その核に寄りかかって国を存立させている米国が内部被曝の被害を認めてしまうことは、自分で自分の首を絞めることになります。何しろ、米国は次のような発言を何度も繰り返しているのですから、内部被曝の被害を認めることは一切なく、その米国を宗主国として仰いでいる日本政府もまた同じ態度を示すのは明らかです。
「ヒロシマやナガサキでは原爆で死ぬべきものは死んでしまい、9月上旬において原爆放射能のために苦しんでいるものは皆無」1945年9月6日(GHQ発表)
「残留放射能による被害なし。生存被爆者は全て健康。」米国が原爆投下後23年後に提出した国連原爆白書
原爆投下一ヶ月後から、このような恥知らずな発表を繰り返しているのが米国なのです。


 いかがでしょうか。ホンモノの情報は、断片を積み重ねることで、今まで不明だった内容がつながってきます。ウソの安全安心は、勉強すればするほど疑問が積み重なってきます。

この番組に出演されていた方のひと言

がすべてを物語っています。

他人、特に国家に自分の命を差し出してはなりません。水俣病・AIDSでどのような態度を国が取ってきたのかをもう一度振り返ってみてください。一人一人が問題点に気がつき、声を上げていくことでしか、世の中は変わりません。

内部被曝-その評価と治療方法の中で紹介した市川定夫先生の動画、また、右上に紹介しています私の講演会ビデオ(DVD発売もしています)をご覧になっていただけますと、色々とつながってくると思います。

◆関連ブログ
はだしのゲンの作者-中沢啓治2011年11月06日
いずれどうせまた世界のどこかで起こるであろう放射能被害に備えて、健康被害の有無を含めた情報を蓄積しておくことは、人類への貢献(福島民報)2012年02月24日
長崎原爆訴訟-内部被曝を無視する裁判所により棄却2012年06月26日
放射能と人体(3)核の本質-内部被曝2011年11月14日
100mSv安全の根拠-原爆の知見を信用しますか?(60万アクセス)2011年08月27日
内部被曝-ペトカウ効果と遺伝疾患2012年05月04日
福島除染ボランティアと入市被爆2011年11月09日
内部被曝-その評価と治療方法2011年10月10日

posted by いんちょう at 05:15 | Comment(4) | 原子力
この記事へのコメント
このような動画が存在した事自体驚きました。
勿論ダウンロード保存しました。

其れ以上に先生の解説が素晴らしい。
恥ずかしながら私も改めて原爆について、そして
アメリカについて学び直そうという気になっています。

広瀬隆氏の「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」は大昔に
購入して読み、捨ててしまいましたが、もう一度
買い直そうかと思っています。
Posted by ハマの住人 at 2012年07月29日 06:42

日本国民が知るべき事を書いてくださりありがとうございます。

なぜ 長崎、広島の大半の人々が沈黙しているのか。(一部の方を除き)

無知(米国と日本におさえこまれた)。
差別の問題。
将来への恐怖には沈黙が生きていく上での最前策

今の福島も同様(無知) その上①仕方がない②安全だと信じたい。信じよう③自分で物事を考えた事がなかったから人任せ

私の親戚(長崎)、私も一時期長崎在住。

私は上記のように なぜ被害者達が声を上げないのか考えてみました。

今、日本に必要なのは肥田先生 小野先生のように事実をつきつけて くださる事では。


ブログにコメントをされたという事は無関心やスルーよりも まだ 希望がありかもしれません。

小野先生の 勇気に 感謝しています。




Posted by シロクマ at 2012年07月29日 07:32

先生
いつも拝見しています。
ありがとうございます。
肥田先生の
広島の消えた日―被爆軍医の証言
にも同様な話が出てきます。
「戦争終結のためではなく実験のために原爆を落とした」と海外記者が肥田先生に証言しています。
Posted by いつも拝見しています at 2012年07月29日 10:24

どうもありがとうございます。
ABCCにしろ放影研にしろ治療機関でなく研究機関ですからね。

中沢氏の怒りはもっともですが、研究機関だからこそ知見がないことは知見がないと認めることが出来る側面があると思います。
子どもの散歩や幼児の外気浴によい、悪いで返事出来ないというのも当たり前のことと思います。

ICRPも正当化の原則、最適化の原則で放射線を避けることによる便益と放射線を避けることに伴う影響を比較すべきだとしており、低線量被ばくのリスク管理に関するWG報告書でも明記されています。
結局ABCC、放影研という研究機関、ICRPという政策提言機関の研究内容や提言内容を正しく積極的に国民に伝えない「政治の対応」が問題なのです。

なお番組中妊婦が登場しましたが、大久保理事長はお立場上わが国の妊婦の職業被ばく限度1mSvを当然認識されていますが、おそらくこの点には講演会でも触れていないでしょう。
科学的研究結果は重要ですが、わが国の放射線防護基準の知識も国民が知るべき事実であり、私自身ブログで発信するだけでなく行動しています。
Posted by めぐ at 2012年07月29日 11:36
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tomo

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