09 03

たね蒔きジャーナル20120903

9/3 永岡です、毎日放送のたね蒔きジャーナル、今週水野さんが夏休みで、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんも今日はお休みで、木曜レギュラーの毎日新聞大阪本社論説委員の池田昭さんの案内で放送されました。雨の警報が出ており、池田さん、スコールのような雨と警告されました。9月1日が防災の日で、防災訓練もあり、東京丸の内では今日が訓練だったそうです。

 原発のニュース、指定廃棄物(高濃度放射性廃棄物)の下水汚泥
、栃木の最終処分場に矢板市の国有林を選んでいます。1kg8000ベクレル以上のものであり、5万トンを越え、各都県内で処分するものの、最終的には9000トンになり、国有林4ヘクタールのところに決め、再来年から搬入であり、福田知事、設置には国に十分安全性を確認せよと言うものの、矢板市の市長は反対です。池田さん、汚泥は放置できず、候補地を選ぶのは9つの都と県から選ぶと言っても、抽象的な印象で、選ぶプロセスをもっと丁寧に説明せよ、福島の中間貯蔵施設の時も抽象的な文言で環境省はやっていたと指摘されました。最終処分場をいかに安全にやるかであり、候補地の文言がどこでも同じ官僚的なものだと池田さん言われました。

 福井県は、日本海側の地震による津波を検証して、今までと異なり、若狭湾の地震で、津波は最大3.5倍の8.6mになるとなり、高浜原発では敷地を越える津波が来るとしており、敦賀も同じ、いずれも敷地が浸水するわけで、事業者は安全だと言っていますが、池田さん、予測の3.5倍の検討をするものの、3.5倍ならどう不測の事態になるか+ストレステストの範囲内に収めている、不信感を拭えないと言われました。最終処分地のプロセス同様、どういう根拠で大丈夫かと言ってもらわないと納得できないと言われました。

 瓦礫が北米に流れ着いていること、政府は北米に費用を負担し、補正予算に入れます。海洋ゴミの扱いに国際ルールはなく、アメリカで大変なもので、150万トンとの瓦礫が太平洋に浮いていて、そろそろアメリカに達するのです。池田さん、これから漂着が本格化し、日本が処理費用を出すのは当然だがそれで間に合うのか、ゴミ問題は地球規模で、震災前に大陸(中国、韓国)から来た漂着ゴミは日本で処理しており、しかしアメリカで処理してくれでは済まない。アメリカ、カナダの民間も協力して、前向きな枠組みを作り処理すべきと言うことです。千葉さん、一概にゴミではなく、思い出も詰まっていると言われて、しかし池田さん、日本古来の生物が付着し、アメリカの生態系を壊す可能性もあると指摘されました。漂着ゴミの量の予測をきっちり出して、日本とアメリカ、カナダの協力、共に助け合うべきと言われました。

 8月は戦後3番目の暑さであったのです。平年より1.13度高く、80ミリ以上の豪雨も過去3番目のものでした。



 今日の特集は、去年の台風12号による紀伊半島水害から1年、町の復旧、対策について、新宮市長で元毎日放送の報道カメラマンの田岡実千年(みちとし)さんのお話がありました。被災地は復興したのか、防災体制はについて、田岡さん、お電話での出演です。

 田岡さん、千葉さんともお仕事をされた方で、水害に向き合った報道をされ、去年は市長として水害に対峙されました。

 去年は新宮市も大被害で、120年ぶりの歴史的な大災害で、その際は十津川村解体、北海道に移設であったのです。新宮市で132ミリ/時間の豪雨で、72名の犠牲者が出て、市の責任者としての災害対応の反省は、改めてこの災害で13名の死者、不明者1名の大きな犠牲に、反省点は多く、発生直後から、マスコミからも死者の出たところに避難勧告が出ていなかったのが残念なのです。なぜかについて、ここで4人亡くなられ、深層崩壊(大規模土砂崩れ)が原因で、前の台風7号で被害の出たところには避難勧告を出していたものの、土砂災害が予想できなかったのです。

 池田さん、深層崩壊について、川の上流の高台まで襲われ、昨日追悼式で、災害を語り継ぐとなり、避難勧告指示の遅れについて、佐用水害の教訓はなかったかについて、災害対策基本法、当該市町村が出すだけでなく、都道府県、国が市町村と論議しないと言われて、田岡さん、気象庁、国交省の人と連携して、台風が近づくと直接電話でやり取りして発令を決めないといけないと言われました。池田さん、防災設備に限界があり、地域も広がり防災力が下がっていると指摘され、自分たちの力はそれほど強くないと指摘され、田岡さん、合併して7年目、人口は増えていなくても、面積が増えて、池田さんの指摘の通りと言われました。

 避難勧告について、出す目安はどうかと千葉さん聞かれて、痛惜の念で、今年6月に新宮市の避難勧告のマニュアルが出来、川の水位の監視ポイントを増やし、4.5mになると避難準備、7.7mで避難指示と明確化したのです。

 去年は山間部の被害も大きく、それは想定できず、昨年の災害は予想外、まさか、なのです。それで、市として対策を取り、避難勧告のマニュアル作りをして、災害後熊野川の川底も高くなり(山腹崩壊で土砂が堆積した)、同じ水量でも水位が速く上がるので、住民に治水が整うまでは早めの避難を呼びかけているのです。

 池田さん、マニュアル、ハザードマップの見直しを住民にどう周知徹底するかと言われて、難しいのがそこであり、田岡さん、台風が今年近づき、その際に上流ダムの放流もあり、熊野川地区で避難所に避難し、一度経験したら、住民の意識も変わっているのです。それを全市民にいかに広げるか、なのです。高齢者も多く、災害時の要援護者について、民生委員の協力もあり、支援を希望する人は市役所に申し込んでもらい、名簿を提供してもらい、日ごろから交流、声かけをして、いざという時の避難につなげるのです。自主防災の限界をはっきりさせたほうがいいと池田さん言われて、企業にも助けてもらい、官民合わせてやらないと減災にならないと言われ、田岡さんその通りで、100%行政だけで出来ない、民間の方が有効に動く場合もあり、自助公助の中でやりたいと言われました。

 今後の防災、新宮は地形的な問題で避難場所が作りにくいところもあり、水害だと今回浸かったところに避難場所を作りにくい、熊野川地域では避難所も浸かり、見直しているのです。観光のホテル、旅館は、新宮市内にはたくさんあるものの、被害地域にはほとんどなく、温泉施設があるものの、屋根まで浸かってしまい、今使用不能なのです。民家も含めて、早急に調査して、民間でも使えるところは協力してもらわないと、と池田さん言われました。限界をはっきりさせないといけないわけで、熊野川地域で安全な場所もあり、そこへ逃げてもらうものの、きめ細かく民間も協力してもらうと田岡さん言われました。

 全国の水害のサミットがあり、第8回で、東京の毎日新聞本社であり、13道県の首長が参加し、問題提起をして、新宮に参考になるものはいろいろあり、人は被害を実感するまで避難行動を起こさず、ならどうするか、という話もあったのです。

 水害から1年で、仮設に住む人もいて、その状況は、仮設が18戸県に作ってもらい、今35名→3世帯退去、28人がまだ仮設であり、近いうちに3世帯復旧であり、しかし率として復旧率は高くなく、復旧に時間のかかる問題は、大工さんの順番が回ってこない+高齢者が多く、なかなか資金的にローンを組めず、家を建てられないのです。それで、県、国にしてほしいのは、まず仮設の期限が2年であり、これを延長してもらい、さらに幸いに熊野川は定住促進住宅が空いていて、再建できない人を入れる復興住宅として使うことも考えているのです。

 昨日、新宮で犠牲者の追悼式があり、田岡さん、歴史的な大災害を経験して、行政の目的は市民の生命と財産を守ることと改めて誓い、今回の災害直後から、職員一致団結してやったが、失敗もあり、初めての体験で不満も出たが、14名の犠牲もあり、1年まえから経験をこれからの災害に活かしたいと、犠牲を出さないと誓ったのです。池田さん、井上ひさしさんの、過去を軽んじると未来にも軽んじられると締めくくられました。

 今日は、1年前の豪雨災害のことをお送りいたしました。
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tomo

Author:tomo
ジャーナリスト、池田知隆のブログです。最近の記事、イベント情報などを掲載しています。

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