ニホンジカから基準超セシウム
朝日2012年10月24日
◇埼玉県、食肉出荷自粛要請へ
埼玉県は23日、秩父市の山中で捕獲された野生のニホンジカから国の基準(1キロあたり100ベクレル)を超える820ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。県はシカの食肉を扱う事業者に対し、県内で捕獲されたシカ肉の出荷自粛を要請する。
朝日2012年10月24日
◇埼玉県、食肉出荷自粛要請へ
埼玉県は23日、秩父市の山中で捕獲された野生のニホンジカから国の基準(1キロあたり100ベクレル)を超える820ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。県はシカの食肉を扱う事業者に対し、県内で捕獲されたシカ肉の出荷自粛を要請する。
自然環境課などによると、セシウムが検出されたのは、同市浦山で10月21日に「有害鳥獣」の駆除のために捕獲されたニホンジカ。担当者によると、このシカはセシウムに汚染された草や落ち葉を多く食べた可能性が高いという。シカの食肉は捕獲した本人による自家消費が多く、一般に流通するケースは多くないとみられる。
ただ、秩父市内には観光客向けにシカ肉料理をメニューに並べる店もある。猟師に捕獲されたり、ワナにかかったりしたシカを年間20頭ほど解体して客に出すという観光農園店主(76)は、近くで取れたシイタケやギョウジャニンニクの放射能が不検出だったため、シカは想定外だったという。「そんなに高い値の放射能がでたら、店に出せなくなる」とショックを受けていた。
ただ、秩父市内には観光客向けにシカ肉料理をメニューに並べる店もある。猟師に捕獲されたり、ワナにかかったりしたシカを年間20頭ほど解体して客に出すという観光農園店主(76)は、近くで取れたシイタケやギョウジャニンニクの放射能が不検出だったため、シカは想定外だったという。「そんなに高い値の放射能がでたら、店に出せなくなる」とショックを受けていた。
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