01 07

 『眉屋私記』(上野英信著)が復刊

 
 30年の時を経て、沖縄の近代史を描いた名著が復刊されました。

 『眉屋私記』
 http://kaichosha-f.co.jp/bo…/literature-and-record/3313.html
 上野英信著 海鳥社 定価 4860円(本体4,500円)
ISBN 978-4-87415-924-8 C0095

 1960年代、石炭から石油へのエネルギー革命で、日本の石炭産業は崩壊し、
数十万人の炭鉱労働者が失業しました。炭鉱を抱える地域社会は大打撃を受けま
した。
 日本有数の石炭産出地だった福岡県の筑豊地方はエネルギー革命の波をもろに
受けました。炭鉱は次々に閉山し、失業者があふれました。貧困と飢餓が蔓延し
ました。
 その筑豊に住み着き、炭鉱労働者の声を活字にした人がいました。記録作家の
上野英信(1923年~1987年)です。
 『追われゆく坑夫たち』(岩波新書)で筑豊の惨状を伝え衝撃を与えた上野は、
ラテンアメリカに移民として移住した炭鉱労働者を追って、ブラジル、アルゼン
チン、パラグアイをルポしました。そこで彼は、多くの沖縄出身の移民と出会い
ました。
 筑豊の炭鉱でも数多くの沖縄出身の炭鉱労働者がいたことから、沖縄に強い関
心を抱いていた上野は、移民を通して沖縄の近代史を書くことに取り組みました。
その成果がこの『眉屋私記』です。沖縄からメキシコに移住した移民の手記を元
に、沖縄の民衆の近代を描きました。

 30年前に出版され絶版になっていたこの本を、福岡市の地方出版社が復刊し
ました。  

 名著です。 
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tomo

Author:tomo
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