06 14

今日の言葉 「アウシュビッツ以後詩を書くことは野蛮である」

今日の言葉 「アウシュビッツ以後詩を書くことは野蛮である」
(友人のメールから)

「3.11」の途方もない風景を見ながら思っている。

われわれのコミュニティやソサイエティ、社会やあるいは共同体が持っている、言語を含め文化というものを、アウシュビッツを前提しないで、その苦難というものを、その残虐というものを、その殺戮というものを通さないで見た場合、それを平気で、たとえば美しい詩を書くことができるのか。

世界がここまで来てしまったのに、なおかつただ美しい詩を書くのか。

あるいはかつてわが国でもそうであったように、社会とも世界とも、世界のいかなる悲劇とも一切関係のない、真綿でくるまれたような幸せを詩とするのか。

つまり私たちの文化、この一大悲劇を表す文化というものは、「3.11」以前にあった文化とこれからも同じであっていいのであろうか。

「アウシュビッツ以後詩を書くことは野蛮である」という警句にどこかで導かれている気が、私はするわけです。

辺見庸 「瓦礫の中から言葉を」 
NHK Eテレ「こころの時代」〔再〕2011年6月11日放送から
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tomo

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